未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

DevLOVEに会った

井の頭公園の入り口にある焼き鳥屋でプロジェクトのキックオフをやるのだと、唐突に@papandaが言った。その焼き鳥屋の名前がどーしても出てこない。なんだっけかな〜〜。あまりに気持ちが悪いので@papandaにTwitterで聞いてみたらどうかねという指令をだしたのが、http://twitter.com/papanda/status/10567492313 『急募。井の頭公園にある焼き鳥屋の名前。』

それがDevLOVEとの出会いである。*1

デブサミのお母さん岩切さんがDevLOVEの@papandaは熱いと熱く語るものだから一度勉強会でじっくりお話をしてみたいとかねてから思っていた。

楽天に転職して早いものでもう半年以上たった。楽天の芸風を変えるのだと、勉強会だなんだといろいろ試行錯誤をする日々であった。

勉強会に行く奴は放っといても行くし行かない奴はなにをしても行かない。熱い奴もいれば低温な奴もいる。

DevLOVEの社内勉強会からの立ち上げの物語をじっくり聞き、どのようにして社内に灯をともすのか、その秘密を少しでも多く学びたいと思っていた。

わたしは、人を変えることは難しいと思っている。わたしに出きることは、その人が変わるような、変わり易いような環境を作ることくらいしかないと思っている。それが例えば勉強会のようなものである。

仕事に忙しくてまわりを見渡す余裕がなくて、それでも危機感を持っていたり、どうにかしたいという問題意識を持っているふつーの人に、わたしが出きることは、例えば勉強会を紹介したり、参加することを勧めたりすることである。

しかし、勉強会に参加して変わるのは、わたしではなく、そのようなあなただ。わたしがあなたの変わりに変わることはできない。勉強会に参加するのはあなただ。

まわりを変えると言うことは、一人一人が変わるきっかけを作ることだと思う。それが例えば勉強会を開催し参加を呼びかけることだったりする。

社内勉強会というのは、リターンは未知だが開催のコストも低いし、リスクも低い。

現場で苦しんでいる開発者になんかのヒントになればそれだけで儲けものである。

DevLOVEによって実践され実験されてきた勉強会のノウハウは会社の壁を越える普遍的なものである。わたしはそれを学びたいと強く思った。

わたし自身カーネル読書会を長年やってきて勉強会がもたらす価値というのを深く理解しているつもりである。しかしながら、まわりを巻き込み社内の流れにするというメソッドについてはミラクル・リナックスのサイズならまだしも、数千人規模の大きな会社での経験はもちろんない。

社内温度差にめげないで勉強会を開催し続ける熱さはどこにあるのか、それを学んだ。

温度の低い社員に参加したいと思わせるコンテンツ、プログラムは一体どんなものだろうか。どのように参加を呼びかけ勧誘するのだろうか。そのような実践的なお話を聞いた。

Webアプリケーションプログラマにささるコンテンツとインフラ系エンジニアにささるコンテンツは全然違う。Web系エンジニアが、比較的技術的なネタに集まるのと対称的に受託開発系のエンジニアは、開発プロセス、例えばアジャイルとかTDDとかスクラムとかに集まる傾向がある。ばきばきの技術ネタvsアジャイル的ななにか。

デブサミのコミュニティLTで竹本さんや@papandaに、楽天でDevLOVE開催してくださいよ〜コラボレーションさせて下さいよ〜とお願いし、本日その打ち合わせを開催したのである。

SIベンダーのソフトウェア開発の悩みとWebサービスベンダーの悩みの激突という感じである。

今困っていることを持ち寄ってガチンコで話し合ってみたいとおもったDevLOVEとの出会いである。