未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

はげます

わたしの野望は楽天の芸風を変えることだ。なんてことを昨年の楽天テクノロジーカンファレンス言ったのだが、最近では社内勉強会も活発だし、少しずつだけど社外へ出ている人もいる。*1

過去と他人は変えられないけど、未来と自分は変えられる。他人を変えることは難しいけど、自分を変えたいと思っている人に、何かのきっかけを作って、その変化をアシストすることはできる。

例えば、カーネル読書会楽天で開催すれば、気楽に参加できる。社外の勉強会にわざわざ行くのは大変だが、自社で開催されているなら、仕事の合間にちょろっと寄ってみようと気楽に参加できる。忙しいと言っても、小一時間くらいは時間は作れる。そして参加したら参加したで、そこには様々な気づきや考えるヒントがある。そしてそのようなヒントを得ることがまさに自分を変えるきっかけになる。それが勉強会のチカラである。

もちろん、社内で勉強会を開催したところで、来ない人は来ない。そーゆー人を無理やり引っ張ってくることは出来ないし、するつもりもない。来たい人が来ればいい。そして、何かヒントを持ってかえって、自分の半径5メートルの人にその興奮を伝える。その興奮の輪が少しずつ静かに広がっていく。時間はかかるけど、一人一人が変わっていくというのは、そーゆーようなことだと思う。

焦らない。慌てない。

楽天テクノロジーカンファレンスで、「芸風を変えるというのは、具体的にはどのようにするのですか」という質問を受け、自分に何ができるかなあと考えながら、「励ますことですね〜」というようなことを申し上げた。質問した人は、どのような組織を作るかとか、制度を作るとか、その手の回答を期待していたようであるが、わたしに出きることは、そのようなことではなく、自分で変わりたいと思っている人を応援することだ。それが励ますことであったり、変化し易い環境を準備することであったりする。

そのような環境を準備できれば、自然と芸風は変わっていく。そのような実感を持っている。

*1:楽天テクノロジーカンファレンスを後ろから見た http://d.hatena.ne.jp/hyoshiok/20091028#p1