未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

デブサミの帰り道に軽く呑んで自分にとってのロックスターの話をした(プログラミング作法を読め)

今年のデブサミはアンオフィシャル飲み会がないそうなので、(相対的に)若い人たちと軽く呑みに行った。知り合いばっかしと呑むというのはいかがなものかと思いつつ、かといっておじさんばっかしというのもどうかと思い、講師控え室にいた智美ちゃんに声をかけ、いそいそとでかけた。

なんかの流れでGOというプログラミング言語の話になり、それを作ったRob Pikeはわたしの愛読書であるプログラミング作法の著者で、わたしにとってはロックスターである。

プログラミング作法はそれこそ何度も何度も繰り返して読んだ。英語版を出張の時にゲットして穴のあくほど読んだ。日本語訳もわりとすぐ出た記憶がある。

当時はC言語でプログラムを書いていたので、Cの言語としてのいけてなさにぶつくさ思いをはせながら正しいプログラミングのお作法というのもはなんだろうなあと悶々としていた頃にこの「プログラミング作法」に出会った。

1)スタイル、2)アルゴリズムとデータ構造、3)設計と実装、4)インターフェイス、5)デバッグ、6)テスト、7)性能、8)移植性、9)記法とプログラミングでおさえるべきことを網羅している。プログラミング入門書としてプログラミング作法以降の教科書ですら、上記を網羅していないことを鑑みると、本書の価値は現在でも減ってはいない。

特に5から8については簡潔に必要最小限のおさえるべきポイントをおさえている。

GOを設計するにあたってCでの間違いを修正しマルチコア時代のプログラミング言語を作り上げた。

UnixとかCとか時代を作った人たちが、そこから学んだことを新しい時代向けに作り上げる。すごいなあ。自分にとってのロックスターだということを(相対的に)若い人たちに熱く語ったのがデブサミ2016の後の飲み会である。


2014年に楽天でGoCon (Go言語のカンファレンスで、ゴーコンと発音する)を開催したのだがそのときプログラミング作法にサインをしてもらった。

プログラミング作法、一読をお勧めする。