死ぬほど読書、丹羽宇一郎著、読了、濫読日記風、その25
本好きなので「読書」の本をあれやこれや読んでいる。昨日、紹介した「読書力 (岩波新書)」や、濫読日記風、その7 - 未来のいつか/hyoshiokの日記の「僕らが毎日やっている最強の読み方;新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意」もそうだ
死ぬほど読書 (幻冬舎新書)は、昨日紹介した「読書力」と立場が違って、「読む、読まないは君の自由なんだから、本なんて読まなくていいよ」というところから入っていく。一見逆の立場に見えなくもないのだが、実はそうではなくて本を読むことの意義を説いていく。そして、どのような本を読むのか、本を読む効用、読書の真価、本の底力などを解く。
著者が読んだ本のことが随所に紹介されていて、それを読むと紹介されたものを読みたくなる。そうやって読書本に誘われてますます読書の深みにはまっていく。それが嬉しい。自分でもだんだん変なところに行きつつあるなあと思った次第である。
「エリック・ホッファー自伝ー構想された真実、エリック・ホッファー著、読了、濫読日記風、その20 - 未来のいつか/hyoshiokの日記」で書いた、エリック・ホッファーの「現代という時代の気質」が157ページで紹介されている。本書を読んだ時にはすっかりスルーしていた。今、読み返してみて嬉しい再発見である。
144ページには、宮大工の西岡常一氏の「木のいのち木のこころ」が紹介されている。これも読んでいる最中である。両者とも一読目にはスルーしていたが、別の読書体験から気になって結局同じ本にたどり着く奇跡を経験した。
本書は著者が引用している本への入り口として読むと面白いと思った。
濫読日記風
- 読書力、齋藤孝著、濫読日記風、その24 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
- 世界の美しい図書館、濫読日記風、その23 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
- タイムスリップ・コンビナート、笙野頼子著、濫読日記風、その22 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
- 「エルサレムのアイヒマン――悪の陳腐さについての報告」と「アイヒマン調書――ホロコーストを可能にした男」を読んだ、濫読日記風、その21 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
- エリック・ホッファー自伝ー構想された真実、エリック・ホッファー著、読了、濫読日記風、その20 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
- カラマーゾフの兄弟を再読した、濫読日記風、その19 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
- 論理トレーニング101題、野矢茂樹著、読了、濫読日記風、その18 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
- ドストエフスキーをいろいろと読んだ、濫読日記風、その17 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
- 世界近代小説五十選、文学入門、桑原武夫著、(1963年改版)、濫読日記風、その16 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
- 超ソロ社会、平田オリザさん、文学入門など、読了、濫読日記風、その15 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
- 伝説の灘校教師が教える一生役立つ学ぶ力、橋本武著、読了、濫読日記風、その14 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
- 「定年後」と、「一〇〇歳時代の人生マネジメント」、読了、濫読日記風、その13 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
- 偽装死で別の人生を生きる読了、濫読日記風、その12 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
- 『学術書を書く』、『できる研究者の論文生産術 どうすれば「たくさん」書けるのか (KS科学一般書)』読了、濫読日記風、その11 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
- 濫読日記風、その10 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
- 濫読日記風、その9 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
- 濫読日記風、その8 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
- 濫読日記風、その7 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
- 濫読日記風、その6 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
- 濫読日記風、その5 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
- 濫読日記風、その4 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
- 濫読日記風、その3 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
- 濫読日記風、その2 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
- 濫読日記風 - 未来のいつか/hyoshiokの日記