未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

短編小説礼讃、阿部昭著、濫読日記風、その50

短編小説礼讃 (岩波新書 黄版 347)を読んでいる。品切れだったので図書館で借りた。

スミスの本棚 新しい自分が見つかる読書、テレビ東京報道局編著、濫読日記風、その42 - 未来のいつか/hyoshiokの日記」で紹介されていたので、興味を持った。

下記は「序」の冒頭部分だ。

ルナールの『博物誌』の「蛇」のページを開くと、ボナールの描いた大きな蛇が黒々とのたくっていて、反対のページにはたった一行、
「長すぎる。」
と書いてある。これが詩ならば俳句よりも短い。
(1ページ)

「序」の冒頭でいきなり「博物誌 (新潮文庫)」が出てくる。

「博物誌」の「蛇」の項目はインパクトがある。見開き、左側にボナールの絵があって、「蛇」の定義が右側にある。(106ページ)

「短編小説礼讃」では、様々な短編小説を取り上げながら、その魅力を伝えている。

紹介されている短編小説を読みたくなる一冊だ。積読がどんどん増えていく。うれしい悲鳴だ。




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