古典力、齋藤孝著、濫読日記風 2018、その5
『古典力 (岩波新書)』を読んだ。
古典力とは、名著を自分の古典として日々の生活や思考に生かす力である。(はじめに、ii)
古典を読み楽しむという力だという風に私は理解した。
第1章 古典力を身につける なぜ古典力が必要なのか。古典を読むための十カ条。十カ条は古典の読み方のコツである。
第2章 活きた古典力 渋沢栄一、孔子、ゲーテ、小林秀雄らの古典力について記している
第3章 マイ古典にしたい名著五十選
古典を読むのには、コツがある。本書はそのコツをいろいろと伝えている。そして、読むべき古典として五十選のリストがある。
リストを参考に名著を読んでみたいと思った。
書名 | 著者 | コメント | |
作品世界にどっぷり浸かる | |||
カラマーゾフの兄弟 | ドストエフスキー | ◎ | |
源氏物語 | 紫式部 | ||
千夜一夜物語(アラビアンナイト) | |||
百年の孤独 | ガルシア=マルケス | ◎ | |
嵐が丘 | エミリー・ブロンテ | ● | |
ファウスト | ゲーテ | ||
ドン・キホーテ | セルバンテス | ||
たった一冊の本が、時代を、社会を変えた | |||
方法序説 | デカルト | ◎ | |
星界の報告 | ガリレオ・ガリレイ | ||
社会契約論 | ルソー | ||
共産党宣言 | マルクス、エンゲルス | ||
種の起源 | ダーウィン | ||
学問のすゝめ | 福澤諭吉 | ◎ | |
生物から見た世界 | ユクスキュル | ◎ | |
精神分析入門 | フロイト | ||
古代の世界は骨太! | |||
旧約聖書・新約聖書(福音書) | ● | ||
古事記 | − | ||
オイディプス王 | ソポクレス | ||
ギリシア・ローマ神話 | − | ||
『史記』 | 司馬遷 | ||
万葉集 | − | ||
論語 | 孔子 | ||
饗宴 | プラトン | ● | |
書き手の感性や人となりを味わう | |||
福翁自伝 | 福澤諭吉 | ◎ | |
フランクリン自伝 | フランクリン | ||
徒然草 | 兼好法師 | ||
枕草子 | 清少納言 | ||
おくのほそ道 | 松尾芭蕉 | ||
ゴッホの手紙 | ゴッホ | ||
人間のおろかさ弱さを見つめる | |||
阿Q正伝 | 魯迅 | ||
罪と罰 | ドストエフスキー | ◎ | |
変身 | カフカ | ◎ | |
赤と黒 | スタンダール | ● | |
ブッダのことば | − | ● | |
マクベス | シェイクスピア | ||
社会の中の人間 | |||
監獄の誕生 監視と処罰 | フーコー | ||
プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 | ウェーバー | ● | |
マネジメント | ピーター・ドラッカー | ||
風姿花伝 | 世阿弥 | ||
君主論 | ニッコロ・マキャヴェッリ | ||
悲しき熱帯 | レヴィ=ストロース | ||
生きる覚悟、生の美学 | |||
きけ わだつみのこえ | 日本戦没学生記念会 | ||
平家物語 | − | ||
「いき」の構造 | 九鬼周造 | ||
存在と時間 | ハイデガー | ||
死に至る病 | キェルケゴール | ||
武士道 | 新渡戸稲造 | ||
五輪書 | 宮本武蔵 | ||
ツァラトゥストラはこう言った | ニーツェ | ||
夜と霧 | フランクル |
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● 積読
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