未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

誰が音楽をタダにした?──巨大産業をぶっ潰した男たち (ハヤカワ文庫 NF)、スティーヴン・ウィット著、関美和訳、読了、濫読日記風 2018、その42

誰が音楽をタダにした?──巨大産業をぶっ潰した男たち (ハヤカワ文庫 NF)を読んだ。

これはすごい本だ。mp3を開発した男(国際標準化で大手企業と渡り合った)、田舎の工場で発売前のCDを盗んでいた労働者、業界を牛耳る大手レコード会社のCEOなどが登場する。

違法コピーがどう流通していったか、mp3がどう開発されていったか、音楽業界のビジネスモデルがどのように変化したか、全くもって知らなかったことばかりだ。「なんでこのことを今までだれにも話さなかったんだ?」「あぁ、だって聞かれなかったから」(14ページ)。シビれる。

CDは売れなくなったが音楽業界はしっかりと生き残っている。

図書館本。


濫読日記風 2018