未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

古都 (新潮文庫)、川端康成著、読了、濫読日記風 2018、その47


古都 (新潮文庫)を読んだ。

「もみじの古木の幹に、すみれの花がひらいたのを、千重子は見つけた」

千重子は捨子であったが京の商家の一人娘として美しく成長した。自分に瓜二つの村娘と出会うことによって物語は動き始める。

古都の面影、季節を淡々と織り込む。

川端康成のあとがきがある。文庫本にあとがきがあるというのも不思議な感じがするが、それはそれで興味深かった。昭和36年(1961年)ころの新聞小説だったらしい、


濫読日記風 2018