未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

マニュアル雑感

多くの人はマニュアルを読まない。残念なことである。誰もマニュアルをきちんと読むということを教えないからなのだろうか?大学でマニュアルの読み方講座というのはなさそうだな。(なんか一気に教育が悪いとかいう話になっちゃうとわたしの意図と違う方向に走りすぎるので、教育の話はここではおいておく。)

それはともかく、Intelのマニュアルの話が続いているが、あれは一度原文で端から端まで読んでみよう。多くのアプリケーションプログラマにとっては直接仕事で必要ということはないだろうし、読んだからと言って明日から急に人生が明るくなるということもないだろう(多分)。マニュアルを読むというモチベーションをキープするのはなかなか大変かもしれないが、わたしなんかは嬉々として読んでしまう。(結構危ないかもしれない>自分)先日の読書会でマニュアルを見せてまわって一人でもこっち側に引っ張り込もうと思ったのであるが、何人の人がマニュアルを読むことに興味を持ってくれたか。gotomさんが「あ、それ日本語訳出てますよ」と突っ込んでくれたが、「だめだめ、訳が古すぎる、新しさ重要」とか言ったのだが、持っていたハードコピーは2年前のやつでした。Intelのサイトから最新版のPDFが無償でダウンロードできるのでぜひ皆さんもプリントして本棚の肥やしにでもしてほしい。毎日眺めていれば何かいいことがあるかもしれない。http://developer.intel.com/design/pentium4/manuals/253668.htm

ところでよく出てくる The IA-32 Intel(R) Architecture Software Developer's Manual, Volume 3: System Programming Guide であるが、わたしの手元にある本の裏に書いてあるOrder Number は245472-007 である。これは245472の7版目ということである。最新のIntelからダウンロードしたもののOrder Numberは253668である。いつのまにかに変わっている。むむむ。PDFのファイル名が25366815なので253668の15版目ということになる。ほぼ四半期毎に版があがるので時々チェックをしよう。特に新しいアーキテクチャが導入されるときは版ごとに新機能の記述が大幅に追加されるので注意が必要である。(今がその時期である)差分を読み解くのも面白い。