未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

Re; 今求められるオープンソース人材像

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日本の企業は、人材についてシステマティックに育てようと言う意図はないのではないか。ある程度社員をかかえて、状況が変わると手持ちの人材の中からその状況に向いていそうな人材をアサインする。そういう感じにすぎない。プロのいない世界だ。逆にプロになると潰しが利かないので定期的に異動があったりする。どちらかというと社内の業務を全般に把握しているジェネラリストを育てる体制だ。なので社内の調整はうまくいくようになる。働く側もプロになりすぎると潰しが利かないということを考える。

という御指摘は多分あたっているとは思うが、それが正しい姿だとはわたしは思わない。プロのいない組織は競争力がないから結果として市場から淘汰される。いや別にいいのだけど。

あともう一点。技術の表層的なトレンドは目まぐるしく変化しているように見えるけど、技術の本質の変化は非常にゆっくりとしていてパラダイムシフトは10〜20年単位だと思うので、プロとして何年も研鑽する事はコストに合わない事ではないと思う。(例:OS技術、RDBMS技術などなど)

問題は大学の場で国際的に競争力のある研究がどれだけされているかという点である。実情は寒そうである。