未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

匠の世界

昨日のミッションクリティカルには多数のコメントを頂いた。どうもありがとう。

わたしの日記のスタンスは、あくまで、チョーポジティブ。日本のこのクソッタレ状況ウガーと愚痴を言うだけではなく、それを、どーにか解決したい、というポジティブなモチベーションがあって、まあ、それが痩せ我慢と映らなくもないし、空元気という気もしなくもないのだが、問題はチャンスとチャレンジと思っていたりする。

よく英語で、これは問題だなあ〜などと言う時、直訳で"It is a problem."なんてわたしは決して言わない。"It is our challange." とか、"It is our opportunity to be solved." とか言って、どーにか解決しましょう、みんなで。

まわりの人々が必要以上に凹んでいるので、日本もそんなに捨てた物ではないよん、オープンソースで一発逆転だよん〜。そーゆーことである。

しかし、id:wakatono:20041220 さんの仰る通りの現実もありーーー。その問題の根源はIBM互換機政策で、世界は垂直統合型の企業から水平統合型の企業が覇者になると言う時代の潮目を読みきれなかった経営上の失敗というか判断ミス。

ひょっとしたらコンパイラとかOSとかRDBMSを作る部門を部門ごと他の会社に売るという戦略をこの地域の会社が出来ていたら、そこに勤める技術者のスキルも生かされ、専門性も発揮でき、会社の競争力もついたまま、世界で戦うこともあったかもしれないけど、それは歴史のifでしかない。

包丁一本さらしにまいて。

手に職をつけ渡り歩く。OSSの世界ではどの組織に帰属しているかではなく、どんなコードを書いたかで評価されるので、開発者にとっては、ひょっとしたら生きやすい社会になるかもしれないし、ならないかもしれない。だけど、これで食っていくんだと覚悟を決めた人にとっては悪くない社会だと思う。