未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

Linux Kernel Dump Summit 2005

LKDS 2005 http://lkml.org/lkml/2005/9/21/53 というのをやった。品川にダンプ関係者(?)が集まって、わいわいがやがや。なんと言ってもダンプ機能の実装者のお話である。当事者の議論なのですぐディープな方向に向かう。diskdump/mkdump/LTD(Linux Tough Dump)の開発者が世界で始めて一つの場所に勢ぞろいしたのである。これでkdumpとLKCDの開発者がいればダンプの世界征服達成であった。ダンプ解析ツールもAliciaの発表があり今後の発展が期待できる。
日本OSS推進フォーラムの開発基盤WGの宴会でダンプ解析のノウハウを共有したいねという話になって、じゃあ、いっそのことダンプサミットをしちゃいましょう、そうしましょう、じゃあ、会場は品川で…ととんとん拍子に話が進んだ。
今回やってみて、参加者の多くの人が参加してよかったと言って頂いたので、主催者としてはうれしい限りである。再度やったら参加するかという問いに対してもほとんどの人が挙手をしてくれた。次回はいつになるかはわからないけど今後もやろうという合意が取れたのは収穫だった。
実装上の様々な問題は一人でなやんでいてもしょうがないのである。躓いたことは誰かも同じように躓いている場合があるのである。今回もkexecでSMP環境でどのように立ち上げるかとかいうような話もいろいろな議論が出てきて面白かった。そーゆーことは一つの場所に集まって議論すればあっという間に解決したりするのである。実際に会うことによるメリットというのがいろいろあるのである。
ダンプの実装は百花繚乱なのであるが、ダンプ解析に関してどうにか情報共有、ノウハウの交換ができないかが次の課題だ。そーゆー議論をするとき、東京という地域には、当事者がすぐ集まれるというメリットがあるということを強く認識したLKDS2005であった。
予断ではあるがLKDS後の宴会は大変盛り上がったそうである。緊急の会議があり参加できなかった。(残念無念)