未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

開発者が…

どこのコミュニティに行っても(とはいうもののわたしの見聞きして範囲は日本のPostgreSQLとか、Samba-jpとか、MySQLとか、OpenOffice.orgとか先日のMozilla-Japanとか限られた範囲でしかないのだけど)、開発者の数が圧倒的に少ないと言う声を聞く。しかも新規参入がほとんどない。古参ばっかりで新陳代謝がない。
オープンソースのエコシステムが持続可能な形で回っていくためには、OSSそのものを作る人、紹介する人、使う人、サポートする人等々、それぞれがいないとならない。作る人ばっかりでも使う人がいなければ発展しない。適度なバランスがないとね。
ソフトウェアの価値を向上させるのは人だ。開発者であり、エバンジェリストであり、利用者であり、そのコミュニティに参加するすべての人々である。ソフトウェアを進化させるためにも開発者の重要性を言いつづけるつもりである。どんな素敵な機能であっても冗談のようにしょぼい機能であってもそれを作る人がいなければ無である。
先日のMozilla Japan Developers Meetingで熱く語った「開発者が少ない」という議論は開発者がいない限りソフトウェアは発展しない、だって、ソフトウェアというのは機械が自動的に作ってくれるのではなく、人間が作るのだもの、ということだ。Firefoxの利用者が多いのか少ないのかはわたしはあんまり興味がないのだけどソフトウェアの価値を高めるためにはソフトウェアを作る人がいないと話にならない。そういうことである。もちろん海外製のソフトウェアの場合、ドキュメントが外国語なので(通常は英語)、ドキュメントの翻訳と言うのも重要な仕事であることは間違いないが、それでもバグが放置されていてそのままで使えないということであれば利用者が増えるわけはない。
どうすれば開発者を増やせるか?近道はないと思う。地道に開発者をリクルートしていくしかない。ソフトウェアの楽しさ面白さ難しさ厳しさ様様なものを伝えていくしかない。
ある程度の量は必要であろう。新たに面白さを感じ取ってもらえるようなきっかけも必要であろう。開発者の広い裾野が必要だ。多くの人々が参入しない限り明日はないように感じる。
そのために、大学教育が重要だと思うが、大学人と我々の言葉が通じるかチャレンジである。
Cでごりごりプログラムを書く。Binary 2.0の世界である。
RubyとかPerlで軽やかにWebサービスを書いていると言う世界とはまた違った世界である。あくまでも泥臭く地べたを這いながらコードを書くという物作り現場である。(おお、日本の偉い人が好きそうな世界だな)
カーネル読書会なんかももう60回以上やっていて、(今年で丸7年)、わたし自身よく続くなと内心思わないでもないのだけど、プログラミングの面白さを少しでも共有できればと思い細々と続けている。

http://norahmodel.exblog.jp/3603481

バカいっちゃいけないよ!!開発者が多ければシェアが増えるって事?シェアが増えるから開発者が増えるんじゃないのかね?

開発者がいないと利用者が必要とする素敵な機能が実装できません。それ以上でもそれ以下でもないです。もちろん利用者がいなければ必要とする機能なんていうものは無なんですが。