86400

86400である。この数字は何か？ピンと来た人来ない人、いろいろだと思う。Webサービスの性能評価をする人ならば当然頭に入っている数字である。

86400がピンとこないのならば、3600はどうか？3600CC？3600g？うーん、ちょっと違う。それでは、60はどうだ。3600は60x60だし、86400は60x60x24だ。つまり、一日の秒数である。

86400という数字を覚えれば、一日あたり800万ページビューがあるWebサービスは平均で一秒あたり100弱のページビューをさばいていることになる。一日あたり8〜9億円の売上を出しているショッピングサイトは、一秒あたり1万円の売上になる。ということは1分間そのサイトを止めたら60万円の売上、1時間のサイトを止めたら3600万円の売上の機会損失になる。そーゆー相場感覚を86400という数字は教えてくれる。

同様にハードディスクへの物理IOが発生したら、それは数msecから20msecくらいはかかる。そのような相場感覚をアプリケーション開発者も持つ必要がある。物理IOが発生したら負け。だからキャッシュというのが重要になってくる。

追記：一日あたり800万ページビューだと平均1秒あたり100弱ということなのであるが、ピークはもちろんもっと多い。問題はそのピークがどのくらいなのか、どのように近似するのか、その方法をわたしは知らない。皆様のご経験を伺いたく思う。