未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

情報爆発時代のgmailの使い方

個人メールをgmailにしている人は多いと思う。gmailのサービスが始まったとき、1GBの容量というのも驚いたが、その検索の速度にも驚いた。さすがに、Googleが提供するサービスであると感心したものである。もちろん無料というのもうれしかった。

すでに、サービスを開始してから7年以上たっている。自分なりにgmailの使い方を考えてみた。というか、様々な情報ツールが登場したにもかかわらず、相変わらずメールを使っているというのも、あれだとは思うが、もうしばらくメールのお世話にはなるような気がする。情報爆発時代メールというツールの限界について考えてみた。

分類するな検索しろ

gmail以前は、メーリングリストにしろ、個別メールにしろ、フォルダーを作って、どうにか分類して、情報整理につとめていた。整理するときのヒントはSubjectであり、Fromであった。コンテンツでの検索はその遅さが故に、情報爆発した場合、ほとんど使い物にならなかった。誰かが、いつごろ発言したかをヒントに昔の議論を引っ張り出すのが常であったが、それは、既に破綻していた。結果として、情報は重複し、似たような議論が繰り替えされ、時間は浪費されていた。

情報を整理するのは、自分であった。インターネット強者は自前でサーバを用意して、メールのアーカイブを持っていたりしたが、情報の量を持つことが資産ではなく、負債になりつつあった。自分でサーバを管理して情報を整理するコストが指数関数的に増大していった。

gmailによって、メールの意味が変わった。メールは自分が管理するものではなく、インターネットの向こう側におくものというふうに変わった。メールの情報はGoogleが整理してくれる。そして、整理するコストは向こう側にある。つまりタダである。自分がメールを管理するコスト(A)と向こう側に整理してもらうコスト(B)を比較したとき、gmail以前のWebメールはお世辞にも使い易いとは言えないユーザインタフェースと、貧弱なメール容量せいぜいMB単位、そして極めつけはないに等しい検索機能、仮にあったとしても、何十秒も待たされる検索で、おそらく真面目に使おうという気にはなれなかった。つまりA<<B、あるいはそれが提供するメリットはA>>B。それがgmailによって管理コストA>>Bになったのである。メリットがA<

gmailにおける検索キーワード

gmailの検索窓には下記のようなキーワードを指定できる。

in:inbox inboxにあるものだけを検索する
from: 差出人
subject: 件名
to: 宛先
before: 日付より前のメール yyyy/mm/dd の形式で書く
after: 日付より後のメール
ASCII以外の文字が入っている場合()で囲む。たとえば(日本語の件名とか 空白とか)
ある語が含まれていないものを検索する場合は - を使う。 -hyosihok で hyoshiokが含まれていないものを示す。
is:starred ★がついている
is:unread 未読
is:read 既読
OR 検索語1 OR 検索語2 でどちらか含まれる

例: in:inbox from:facebook subject:added before:2011/4/1
inboxにある、facebookからの、件名にaddedと入った、2011/4/1以前に到着したメールを表示する。

より詳細は下記を参照のこと。
https://mail.google.com/support/bin/answer.py?answer=7190

メールの未来

正直言えばメールの整理が追いつかない。今後は徐々にグループでの議論はSNSのようなものに移行していって欲しいと思う。メールと言うのは、ゴミメールも重要メールも読むまでその重要性が分からないというのが問題だ。まあ、それはいつの時代かに誰かが解決してくれるのではないかと期待したい。