未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

学びのパターン・ランゲージを用いた一人で対話ワークショップをやってみる(その3)

学びのパターンは「創造的な学び」のコツを記述したもので慶応湘南藤沢キャンパスで開発され利用されている。詳しくは以下参照。
http://learningpatterns.sfc.keio.ac.jp/

今回は一人で対話ワークショップの3回目。 *1 *2 前回までは体験してうまく行った学びのパターンを記したが、今回は学びのパターンの中からやってみたところあんまりうまくいかなかったことを記す。

No. 38 断固たる決意

説明:気持ちだけでは心許ない。決意をカタチにすることが、断固たる決意の表われ。
問題:つらく激しい活動は、中途半端な気持ちでは乗り切ることは出来ない。
解決:これから取り組む活動をやり抜く覚悟を決め、それが実現できるように身のまわりの環境を整える。
やったこと:生涯一プログラマ宣言をして、プログラマとして50代を生きようとした。既に4年たっているが全然出来ていない。どうしたものか。

自らの恥をさらすことに躊躇がないと言えば嘘になる。断固たる決意というのは、それも含めて一切合切何かを成し遂げることだと思う。結論を出すのは早いかもしれないが、このパターンは、わたしにはなかなか使いこなせない。

一方で、これだけだと、心が折れそうになるので、断固たる決意でうまくいったことも記しておく。

やったこと:カーネル読書会Linusを呼ぶということを宣言して、2009年10月に実現をした。http://d.hatena.ne.jp/hyoshiok/20091023 にその経緯が記してある。

左からJames E.J. Bottomley (SCSIメンテナー)、わたし、Tony Luck (IA64 メンテナー)、Linus Torvalds (Linuxを作った人)
YLUG (Yokohama Linux Users Groupの皆様と記念撮影)

これが学びのパターンというとなんかちょっと違う気がしないでもないけど、イベントを実施するスキルをどのように獲得するかというコツだと考えれば(若干無理がある)、断固たる決意パターンによって、そのスキルを獲得したと言えなくもない。

なにかを成し遂げるときには、一人では到底出来ないので、周りの人を巻き込んで、ゴールに向かって行く必要がある。巻き込むために、明確なゴールを立て、決断をして、自ら前に進む。リーダーシップを学ぶときには、この断固たる決意パターンは重要になってくるのだろうと思った。