未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

ハードトーク、松原耕二読了

TBSの現役記者でもある、松原耕二のハードトークを読んだ。


松原耕二
1960年、山口県生まれ。福岡県立修猷館高校、早稲田大学政経学部卒業。1984年TBS入社。社会部記者、『筑紫哲也NEWS23』、『報道特集』ディレクター、経済部記者などを経て、1997年から2001年まで夕方の報道番組『ニュースの森』のメインキャスターに。その後、同番組の編集長となり、2004年からニューヨーク支局長として米国に赴任。帰国後、2010年から2012年まで『NEWS23クロス』のメインキャスターを務め、現在はBS‐TBSのスペシャルコレスポンデント(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

現役のジャーナリストによる作品だけにTV局の裏側の描写にはリアリティーがある。人物の描き方が丁寧で、正直、素人の作品かと思いながら読み始めたのだが、いい意味で期待が裏切られた。

主人公は、インタビューを生業とするプロフェッショナルで、自身の立ち上げた日曜夜の「ハードトーク」という報道番組から下ろされている。20年前に若手厚生大臣をインタビューし、そのインタビューにより、大臣が辞任をした経験をもつ。現場のプロデューサーは視聴率優先で女優をインタビュアーに起用した。

現場と視聴率、インタビュアーとしての矜持、家族との関係、などなど興味がつきない。