未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

社内が英語化してよかったこと

なんだか、ネガティブなことばかり世間では書かれているので、個人的によかったことなど感想を一つ二つ書く。

どーでもいいことから

  • 英語への抵抗感がなくなる。どっかで英語で話しかけられても怖くない。へらへら対応できる。切符を買えなくて困っている外国人とお友達になれる自信ある。
  • 30分くらいの英語の会議だったら集中力が持続する。
  • 外国籍の友達が増えた。会社に外国籍の人がいっぱいいるので、顔見知りがいっぱい増えた。英語で雑談するのが好きだ。仕事で絡みがなくても気さくに話しても大丈夫である。
  • 海外情報がいろいろ回ってくるような気がする。翻訳される前の情報がいろいろ出回っているような気がする。(まあ、気がするだけかもしれないけど)
  • インターネットで流通している技術情報のほとんどは英語であるということを確信した。日本語の情報は遅い、古い、不正確で、量も少ない。ググるときに日本語じゃなくて英語のページを見た方が結果的に時間の節約になることが多いということを学んだ。
  • 英語で発言することになれてきた。時々、自分がぺらぺらしゃべっているときがあって、びっくりする。2−3年前より確実にぺらぺらしている。きっと、へらへらもしているかもしれないけど。
  • 大学時代とか友人たちとの飲み会でのネタに困らない。社内英語化の話は、みんな興味津々で食いつく。鉄板ネタである。
  • クロスカルチャーな話は本当に面白い。今度、双子の兄弟、先日、お兄さんだか、弟だかどっちかが入社して、兄弟そろって同じ会社にいるのだけど、その兄弟と話す機会があるので楽しみだ。
  • 英語を話す人の多くがネーティブスピーカーじゃないので気が楽だ。間違ってもだれも気にしないということを学んだ。
  • TOEICとかタダで受けられるのでお得である。社内での英語教育もあってお得である。さらに社員同士で英語で話をすれば、自然と英語力もつく。
  • 海外からのその道のエキスパートが来たときとか直接お話しできたり、飲み会したり、ふつーにできる。

開発部に限って言えば、従業員の2割以上は外国籍だし、新卒社員については、相当数外国籍だ。なので、彼らにとっては英語は当たり前でなんの違和感もない。世界の20とか30カ国から来ているので、文化的にもいろいろ異なる考えを持つ人たちが集まっているので、面白い。

カフェテリアでは普通に英語でしゃべっている人たちがいっぱいいるし、もちろん、日本語も中国語もある。

それが普通の景色になっているというところがすごい。東京の会社じゃないみたいだ。

先日、社外の方に来ていただき、勉強会をしたのだけれど、講演の途中でがんがん質問は出るし、まるで海外のカンファレンスにきているような感じを持った。そんな空間になっている。

会社としては、世界中から優秀な人を雇用できるし、事業展開のスピードは増すので、英語化は間違いなくメリットがある。

だけど、個人としてはどうだろうか。英語をまなぶことばかりにフォーカスが行ってしまっていて、それが個人にもたらすメリットというのがほとんど語られていないような気がする。

30代、40代のおじさんがいまさら英語をひーひー勉強してご苦労なことですねというような色眼鏡を感じなくもない。

会社が個人の成長にコミットして、大変なコストと時間をかけて教育する。そして、社員は英語という武器を手に入れて、実はその武器が自分の人生を広げることに役立つと気がつく。

いやー、面白いっすよ、英語化。なんでたかが英語にそれほどまでムキになって否定する人がいるのか、訳が分からない。

いろいろ考える前にとりあえずやってみるという行動原理で行きたい。