未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

アジャイル開発手法特論の課題で発見した、大学のマーケティングの重要性

先週からやっている「アジャイル開発手法特論が始まった - 未来のいつか/hyoshiokの日記」の授業の2回目。第1回の時の課題で、どのようにして、この授業を発見したのかを聞いてみた。

産業技術大学院大学(産技大)の授業なので、産技大の学生が受講するのは当たり前なのであるが、この授業については、産技大の学生以外も受講できる(社会人学生)。その受講生数は産技大の学生より多い。

一番、多かったのが、下記のwiredの記事を見てというのだった。(約4割)。わたしの日記を見た人が2名、QConでの永瀬さんの発表をきっかけにした人が1名いた。
受講料無料! 誰でもWeb開発者になれる、注目の大学教育プログラム「enPiT」|WIRED.jp
QConに行った。 - 未来のいつか/hyoshiokの日記

大学の授業を宣伝して学生を募集して、その講義だけを受講できるというのは、新しい。ビジネスの世界では当たり前なサービスを広報宣伝するという行為だけど、大学の授業を切り出して宣伝して「売り出す」というのは、一般的ではない。

顧客層を既存顧客と新規顧客とにざっくりわければ、新規顧客にメッセージを届けるための施策(マーケティング)が重要になる。授業は年度毎に新規顧客ということになるが、大学の中で言えば、必修科目ではない場合は、先輩や前年度受講者の評判やシラバスを見て判断するということになるが、外部へのマーケティング活動は全くと言っていいほど行われていない。

学びたい人がいる。学びの場所を提供する組織がある。その接点に大学があるのだけど、それをマッチングする方法がほとんどない。大学にはマーケティングの機能が強く求められているが、実践されていない。

ウェブ記事で宣伝することによって、届けたい層に届いた事例になる。

大学の教員ではないが、そんなことを思った。