未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

美徳のよろめき、三島由紀夫著、読了

美徳のよろめき (新潮文庫)を読んだ。

国会議員が婚外セックスをする時代に古典的不倫小説を読んでみるというのも悪くない。(これを言いたかっただけ(笑))

無垢なヒロイン、倉越婦人節子が、若いイケメン土屋によろめいてしまうという小説である。姦通とか不貞とか背徳とか昨今使われない語彙が頻繁に出てくる。昭和30年代に発表された作品なので電話は出てくるが携帯は出てこない(当たり前だ)

節子と土屋が不倫旅行をするシーンもなかなかいい。