星を継ぐもの、読了
星を継ぐもの (創元SF文庫)を読んだ。
”月面調査隊が真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。すぐさま地球の研究室で綿密な調査が行われた結果、死体はどの月面基地の所属でもなく、世界のいかなる人間でもない。ほとんど現代人と同じ生物であるにもかかわらず、五万年以上前に死んでいたのだ”
JPホーガンの処女作。
36ページの「エアカーの機首に格納されたDECミニコンピュータはポートランド地域交通管制センターの地下のどこかに設置されているIBMの大型コンピュータを呼び出し、…」というのがあって、未来のそのころにはDECもミニコンピュータという商品カテゴリすっかりなくなっているからと思った。泣ける。
それはともかく、作品そのものは非常によくできている。楽しめた。