未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

2016-01-01から1年間の記事一覧

ジョイ・インク、読了

川口さんが持っていたジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメントを読んだ。著者が2001年に設立しCEOをやっている会社(以下メンロー社と呼ぶ)を題材に、ソフトウェア開発のマネジメント手法について書かれている。本書をソフトウェア開発手法…

眼の誕生、カンブリア紀大進化の謎を解く。読了

眼の誕生――カンブリア紀大進化の謎を解くを読んだ。ダーウィンの悩んだ謎についてそれを解き明かしている。カンブリア紀は、生物が突如、爆発的に進化したことで知られる。ダーウィンは「5億4300万年前、カンブリア紀の始まりと同時に、生物は突如、爆発的に…

人工知能の入門書を読んだ。「人工知能は人間を超えるか」松尾豊著、「脳・心・人工知能」甘利俊一著

人工知能の入門書、 人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの (角川EPUB選書)と、脳・心・人工知能 数理で脳を解き明かす (ブルーバックス)を読んだ。どちらも入門書として平易に書かれているので、門外漢でも読み進めることができる。私…

高校生が電子商取引の授業で販売ページを作った話

インターネットのパワーと可能性を高校生に伝えたい(楽天IT学校)(id:hyoshiok:20160914:p1) で書いた通り、高校生にインターネットのパワーと可能性を伝える授業をやっている。その授業の成果が本日15時からアップされている。http://item.rakuten.co.jp/b…

生マグロがすごい

この歳になるまで生マグロがどのようなものかということを知らなかった。生まれてこのかた意識して生マグロを食ったことがなかったからだ。あったかもしれないけど記憶にない。日頃食べるマグロの多くは冷凍マグロだ。マグロと言ってもいろいろあるのだが、…

インターネットのパワーと可能性を高校生に伝えたい(楽天IT学校)

弊社がやっている楽天IT学校というのがあって、自分も講師役で関わっている。http://corp.rakuten.co.jp/csr/it-school/ 楽天IT学校というのは、主に商業高校の生徒向けに、楽天の店舗・施設(ホテルなど)と協力して、電子商取引の実践を教える授業である。…

Netscapeがすごい会社だった頃の話(1996年前後)。

夏休みなので、たまたま読んでいたCoders at Work プログラミングの技をめぐる探求という本の中にJamie Zawinskiのインタビューが載っていた。この本は著名なプロラグマを集めたインタビュー集で、Unixを創ったKen ThompsonやらDonald Knuthやらすごい人たち…

東海道五十三次(その9)。由比から岡部まで歩いた。

青春18きっぷを使って、久しぶりに東海道五十三次を歩いた。夏休みを利用して由比から岡部までダラダラと歩いた。初日(8月10日)は由比から府中まで、二日目(8月11日)は静岡でさわやかのげんこつハンバーグ*1を食って、三日目(8月12日)に府中から岡部ま…

継続的インテグレーション(CI)と継続的デリバリー(CD)について知りたかったら、闘うプログラマを読め

継続的インテグレーション(CI - Continuous Integration)と継続的デリバリー(CD - Continuous Delivery)について知りたかったら、闘うプログラマー[新装版]を読もう。これはWindows NTの開発物語だ。大規模基盤ソフトウェアの現場の葛藤を生々しく描いてい…

チームで学ぶ

PBL(Project Based Learning)の授業を持っていて、その教員が集まってあーだこーだという会に参加している。PBLという手法は必ずしも教員にとっても経験豊富なものではないので学生の指導方法とかに悩みが多いので、いろいろな立場の人が集まって、あーだこ…

虚数の情緒、読了。バーチャル読書会がやりたい

かれこれ二ヶ月かけて虚数の情緒―中学生からの全方位独学法を読んだ。読み終えた。一山超えた感じである。前半が自然数から虚数まで、後半が物理の話になる。 約1000ページ。キッチン秤で重さをはかってみた。1260gだ。重い。ゴロゴロ寝ながら読むことはでき…

山手線を歩いて一周した

ヤマソンというイベントに参加して、山手線を歩いて一周した。*1 東京駅側のカフェ前からひたすら山手線を歩いて行って駅ごとに駅名の入った写真を撮りつつ一周するという変なイベントである。なぜか外国籍の人が多く参加している。ヤマソンの参加は2回目で…

山手線を歩いて一周のコース取りについて

昨年のコース取りを思い出しながら反省点などを考える。(ヤマソンというイベントで山手線を歩いて一周した) 有楽町から新橋。山手線の内側をひたすら線路沿いに歩く。特に注意点はない。 新橋から浜松町。国道15号線から一本内側イタリア街方面に行く。…

趣味で数学の本を読む 虚数の情緒、8章指数の広がりから、9章虚数の狭間:全数学の合流点まで読んだ

いつの頃だろうか、自分の中で数学を暗記する教科としてしまったのは。 公式をひたすら覚えて、テストをクリアする。 理解するのではなく暗記する。練習問題を覚えてその回答をなぞる。暗記なので解いていても楽しくない。だんだん嫌気がさしてくる。なるべ…

虚数の情緒、6章 実数:拡張を待つ数〜7章 虚数:想像された数まで読了

虚数の情緒―中学生からの全方位独学法読書の続き。いよいよ実数のアレヤコレヤにの議論が始まった。円周率は覚えるものではなく、求めるものであると著者は言う。 円周率を多角形から徐々に求めていく方法を紹介している。 二次方程式と二次関数。最大値、最…

虚数の情緒、5章 実数:連続な数まで読了

虚数の情緒―中学生からの全方位独学法読書の続き。1週間で1章かあ。なかなか進まないけど、まあいい。知識として知っていることと理解していることの差を本を読みながら確認しているところである。自然数は数えるときに使うし、有理数は比で表せる数だし、…

虚数の情緒、第II部 叩け電卓!掴め数学!4章 無理数:比で表せない数まで読了

id:hyoshiok:20160321:p1 で紹介した最初に読む本、虚数の情緒―中学生からの全方位独学法を読んでいるのだけど、一月経ってもまだ三分の一。やっと三分の一だ。遅々として進まず。途方に暮れているが、それでも、どうにかこうにか三分の一きた。 読んだとこ…

虚数の情緒、第1部独りで考えるために0章方法序説:学問の散歩道、読了

数学の教科書をガッツリ読みたいプロジェクト (id:hyoshiok:20160312:p1) で最初に読む本は虚数の情緒―中学生からの全方位独学法にした。中学生からの全方位独学法と副題がある。1000ページを超える大著である。読む前からビビる。一気に流し読みにするとい…

ICT Design Trek 2016に参加した

はこだて未来大学で開催されたICT Design Trek 2016 (冬)に参加した。 SF映画をみて映画の世界のインタフェースを作ろう!ワークショップです。段ボールやスチロールなどを使って動くプロトタイプを3,4人のチームに分かれて作ります。<動くプロトタイプ> …

仮想通貨革命、野口悠紀雄著。読了。

仮想通貨革命---ビットコインは始まりにすぎないを読んだ。今話題のビットコインの仕組みを日本語で平易に紹介している。 特に第2章でビットコインの仕組み(ブロックチェーン)について詳細にわかりやすく解説している。ビットコインは、1)電子署名を用い…

数学の教科書をガッツリ読みたいプロジェクト

工学部を卒業したので、大学時代は数学を勉強したはずなのだがすっかり忘れている。小中学校の頃は算数とか数学の最初の方は結構好きだったのであるが、高校の中盤から後半にかけてすっかりちんぷんかんぷんで理解が遅れてしまい、大学の数学はさっぱりだっ…

ハッカソンの発表に自己紹介はいらない。デモをしろ。

本日開催した、「声優ハッカソン」に審査員として参加した。 https://apps.rakuten.co.jp/special/rakkathon201602/声優ハッカソンというのは、プロの声優の声を使ったアプリを作るというイベントだ。何を言っているか、実のところわたしも参加するまでわか…

職業としての小説家、村上春樹、読了

職業としての小説家 (Switch library)を読んだ。1)小説家は寛容な人種なのか、2)小説家になった頃、3)文学賞について、4)オリジナリティーについて、5)さて、何を書けばいいのか?、6)時間を味方に付けるーー長編小説を書くこと、7)どこまでも…

デブサミの帰り道に軽く呑んで自分にとってのロックスターの話をした(プログラミング作法を読め)

今年のデブサミはアンオフィシャル飲み会がないそうなので、(相対的に)若い人たちと軽く呑みに行った。知り合いばっかしと呑むというのはいかがなものかと思いつつ、かといっておじさんばっかしというのもどうかと思い、講師控え室にいた智美ちゃんに声を…

美徳のよろめき、三島由紀夫著、読了

美徳のよろめき (新潮文庫)を読んだ。国会議員が婚外セックスをする時代に古典的不倫小説を読んでみるというのも悪くない。(これを言いたかっただけ(笑))無垢なヒロイン、倉越婦人節子が、若いイケメン土屋によろめいてしまうという小説である。姦通とか…

CROSS 2016 に行って来た

勉強会コミュニティCROSS2016に行って来た。チラシ200枚と楽天のステッカー500枚を配布した。 http://2016.cross-party.com/ 会場は今年も横浜港大さん橋ホール。天気にもめぐまれ気持ちいい。及川さん、伊勢さん、森藤さんとのパネルディスカッションに出た…

リモートチームでうまくいく、倉貫義人著、読了

傳智之さんから送っていただいた倉貫さんの近著リモートチームでうまくいく マネジメントの?常識?を変える新しいワークスタイルを読んだ。ありがとうございました。わたしじしんは現在在宅勤務をしているわけではないが、いろいろと倉貫さんらの試みについて…