Abuses of Socialism and Illusions of Capitalism
社会主義の弊害と資本主義の幻想というタイトルからのパクリである。実は「社会主義の弊害と資本主義の幻想」というのをわたしはまだ読んだ事がない。Googleしてみればすぐにわかるが経済学者の宇沢弘文がローマ法皇ヨハネス・パウロ二世に出した「レールム・ノヴァルム」の副題である。「レールム・ノヴァルム」というのはローマ法王が重要な事柄について、ローマ教会の正式な考え方を全世界の司教に通達する文書のことである。ローマ法王から新しい「レールム・ノヴァルム」を出すので、その準備作業に協力してほしいと依頼された宇沢の返答が「社会主義の弊害と資本主義の幻想」というテーマである。
時間を見つけて宇沢の著作を読んでみたいと思った。
で、そのパクリとしての「商用ソフトウェアの弊害とオープンソースソフトウェアの幻想」である。ソフトウェア進化論として商用ソフトウェアだけに頼ってしまうという弊害(一社独占の弊害と言ってもいい)と一方でオープンソースソフトウェアが提供するメリットデメリットについての冷静な議論の欠如。競争と協力・協調のバランス。まあ、そーゆー話である。