未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

地震

スマトラ沖地震津波の被害がすごい。
地震の時、津波が発生する可能性があるという知識は教育によってのみ人々に伝わると思う。素人考えなのだが人々が地震津波の関係を理解していれば、ひょっとしたら今回の災害というか死者の多くは助かったのではないかと妄想する。教育によって死ななくてもいい人々を救える。
日本では地震があったとき、すぐにテレビで津波の可能性の情報を流す。地震が起こるとTVのテロップが流れ津波情報がすぐに人々に伝わるようなインフラが整備されている。地震が起こってから実際津波が到達する時間は地震が発生した場所や規模によって異なるので日本のシステムが常に有効とは限らないが、津波の被害を減らすために大変役立っているような気がしている。
日本は地震対策先進国(?)である。阪神での経験や数々の地震の経験で地震に対する知識や備えは先進国のなかでも最先端を行っているように思う。地震予知システムの有効性についてはいろいろ議論があるが、地震が発生してからの情報伝達システムは世界に誇っていいと思う。すなわち、地震が発生したときのNHKをはじめとする報道のシステム。津波に関する情報伝達システム。鉄道などに対する緊急停止システムなどなど数々のインフラが日本全国にはりめぐされている。そして地震が起こったとき様々なバックアップのシステムは阪神大震災以降ずいぶん整備されたように思う。ボランティアをはじめとするソフトウェアもずいぶん成熟した。このようなノウハウはハードウェアだけではなく知識という形で伝播されるため教育啓蒙という側面が非常に重要である。
日本は地震対策において世界に貢献できると思う。地震が起こったときの対処方法についての長い経験歴史は世界に役立てると思う。そして日本が持つ地震計をはじめとするハードウェアインフラ構築のノウハウは地震多発地帯へ直接的に役に立つと思う。そのようなインフラやノウハウを提供することによって、ひょっとしたら日本は何万人もの人々が地震災害でなくなることを防止できるのかもしれない。
戦争に加担するという貢献ではなく地震対策による世界への貢献。人々を殺すのではなく人々を救う。地震対策は我々が世界へ誇るべき貢献となりうる。