未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

カーネル読書会報告

事前登録が60名を超えた。
日本HP市ヶ谷オフィスを借りてのカーネル読書会。上川さん、幹事ありがとうございました。また会場を提供いただいた日本HPに感謝します。会場を提供いただいただけではなくピザとビールもご馳走になりました。ありがとうございます。赤井さん、加藤さんをはじめとする日本HPのボランティアの皆様、会場への誘導その他大変お世話になりました。ありがとうございます。
当初は通訳なしという設定だったんですが上川さんのすばらしい通訳で英語が得意じゃない人も大変助かったと思います。ありがとうございます。
Debianというディストリビューションの開発についてのイロハを丁寧に教えていただいた。会場からの質疑応答も活発だった。しかし、参加者の多くがDebianユーザーというのは想定内だが、自前のカーネルを使っているという人が2〜3割はいたというのは…君たち濃すぎるよ。ぐははは。今日のあの瞬間は東京市ヶ谷のDebian密度は世界一だったんではないだろうか?
Dannは米国コロラド州からわざわざカーネル読書会のために来日してくれたわけだが(うそうそ、冗談だよ)、彼の住んでいる地方でも昔LUG(Linux Users Group)はあったけど参加者がどんどん減って最近はすっかり下火になってしまったよと話していた。
わたしも僭越ながらこのカーネル読書会の歴史などをライトニングトークで、もちろん高橋メソッド+英語+日本語スクリプトYAPC::Asiaで学んだプレゼンテーション技法を駆使して、海外からのお客人にご紹介させていただいた。
結局、読書会ってなんなんだというのは謎のまま残った??と思うけど笑いがとれたからまあいいとしたい。
だけど、Linuxカーネルという濃い話題について月に一回くらい顔をつき合わせて集まるというのは非常にユニークだし楽しそうという印象を彼らには与えられたと思う。Linusは「退屈だ」って言ったけど、一度参加したら印象が変わるかもと思った。(Richard Stallmanのエピソードは本当の話だよ。)
この手のコミュニティ活動はやっぱり参加と経験だと思う。参加して楽しい経験を積み重ねる。それがコミュニティの価値に繋がり活動が継続する原動力になる。
カーネルの濃い人がいろいろ集まって夜な夜な怪しげなことを議論するというのはそれはそれで愉快ではないか。