未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

地方で勉強会をやることについて

セキュリティ&プログラミングキャンプキャラバン金沢のフリーディスカッションコーナーで出た質問で地方で勉強会をやるのに人が集まらない、どうすればいいのかというのがあった。

その質問には東京はいいよね、人がいっぱいいるから、という前提があるように感じるが、岡山、福岡、札幌、高松、などなどをキャラバンしその地域地域でいろいろな勉強会主催者の人達と話しをして発見した一つは、地方都市の特性を生かした、ある意味、地域にチューニングした勉強会が元気がいいということである。

例えば、東京は、職場と住居が通勤時間1時間以上なんていうのは、ざらなわけで、懇親会も当然、終電を気にしながら、午後11時ころお開きという感じである。一方で、地方の場合は、職住接近で、公共交通機関がなくなっても、タクシーでせいぜい2000円程度の距離だったりすれば、特に終電を気にすることなく、とことん議論ができる。重要な話は飲み会でなされるという、飲み会第二の法則を持ち出すまでもなく、懇親会の席で、本音をぶつけあうというのは重要である。また、人数が少ないがゆえに、プログラマ、デザイナ、営業、企画などなど、IT系勉強会といっても、職種が微妙に異なるクロスオーバーな人々が一同に会するという機会もある。東京だと人数が多すぎて、プログラム言語なら、どんどん特化してニッチな方向へいかざる負えないし、コアなエンジニアとデザイナー、営業、企画などの人々が語りある機会もそれほど多くない。さらに言えば、地元密着のビジネスなども、そのような勉強会で知りあった人々を中心に回すということもあり、ビジネスと趣味が一致したりして、健全なサイクルがまわったりする。もちろん東京でもそのような可能性があることは否定しないが、どちらかというとビジネスよりも技術よりだったりする。

スモールスタートで、できることから始めてみたらどうだろうか。数人〜10数人の規模であれば会場探しもそれほど難しくないだろうし、公民館など安価に借りられる会場もあると思う。そして、勉強会を続けていれば、同じ地域にいる別の勉強会の人達とも知りあいになれる。そうすれば、地域内で勉強会開催のノウハウなども共有できるようになる。少しづつ、その輪を広げていく。難しく考えないで、とりあえずやってみる。

というような感じのことをお話しした。

参考:勉強会勉強会 http://groups.google.co.jp/group/metacon
IT勉強会カレンダhttp://www.google.com/calendar/embed?src=fvijvohm91uifvd9hratehf65k%40group.calendar.google.com&ctz=Asia/Tokyo