未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

シナリオプランニングと言う未来予測の話を聞いた


infotalkという産業技術大学院大学の小山さんが主催している勉強会みたいなものに参加した。昔infotalkというNTTの高田さんが運営していたメーリングリストがあったのだが、それとは別物である。
http://pk.aiit.ac.jp/index.php?InfoTalk%2F20140221

毎月毎月開催するというのはすごい。わたしも昔、カーネル読書会というのをやっていたんだけど、毎月やるというのはちょっときつい、というか最近まったく開催していないので、そろそろ再開したいと思う。誰か一緒にやってください。閑話休題

今回は横河電機の古谷さんにシナリオ・プランニングの話を聞いた。

10年後,20年後といった未来の世界を正確に予測することは不可能である。 であるとすると,社会や企業は,何を根拠として来たるべき将来に対する備えを行っていけばよいのだろうか。 シナリオ・プランニングは,将来起こり得る複数の未来を想定することにより, 不確実性の高い未来に対して適切な投資配分の意思決定等を行っていくための手法である。 今回は,シナリオの考え方やシナリオ・プランニングによる戦略策定の方法論について,弊社における実践例の紹介を交えて解説する。

http://www.yokogawa.co.jp/rd/future.htm *1

未来を予測することは出来ない。これを前提に、それでも何がしかの準備が必要である。その未来に備えるという視点で議論をするのは無駄ではない。

石油ショックの前に石油ショックを予測する事はできない。しかし、仮に原油価格が高騰したらどうなるだろうという思考実験は出来るはずである。Shellはそのようにしてシナリオプランニングという手法を使い、石油ショックの前に、そのようなシナリオを想定していたという例を紹介していた。

過去の延長線で考えるのではなく、アタマをリセットして柔軟に考える。イノベーションはそのようにして生まれるような気がする。