未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

OSCON 2014, 5th day (Last Day)

早いもので日曜日から開催されていたOSCONも本日で最終日。

日曜日から木曜日まで開催というのは、海外渡航者からみると、金曜日に移動日で、土曜日に帰国できるのでカレンダー的には楽である。海外出張帰国日が日曜日で次の日から1週間出勤というのはちとつらい。


いつもの三人の司会でキーノートが始まる。

最初のキーノートがぶっ飛んでいる。意味が分からない。タイトルはThe Concert Programmerである。
The Concert Programmer: O'Reilly Open Source Convention: OSCON, July 20 - 24, 2014 in Portland, OR

すでにYouTubeに動画があがっているので、だまされたと思って観てほしい。

(ライブコーディングとかは知っているけど…)。コードを書くと音が出る(ふーん)。右手の音をこうやって定義する。ピッチはこーだ。ついでに遅れもいれちゃおう(へー)。音が鳴っている。(お?)
2分30秒あたりからはじまる。シンセサイザーで演奏しているのとはまったく違う味わいがある。説明を聞きながらコードを眺めていると、魔法を観ているように感じる。

オープンソースとか一見関係なさそうに思えるこのパフォーマンスもキーノートに組み入れるプログラム委員のアンテナはすごいと思った。

参加者のレーティングは5点中5点(満点)だ。奇跡としかいいようがない。

Yes, Your Refrigerator Is Trying To Kill You: Bad Actors and the Internet of Things: O'Reilly Open Source Convention: OSCON, July 20 - 24, 2014 in Portland, OR
電気冷蔵庫に主人が殺されて1年経ちましたというようなタイトルのキーノートは、組み込みシステムにおけるセキュリティ脆弱性の問題を指摘している。


発表者のおねーさんがいい味を出していてすごくよくて、そのおねーさんが漫画に出て来て説明をするのだけど、いかんせん、The Concert Progammerの後ではインパクトが弱かった。もったいない。

その次の発表もインパクト(特に胸)のあるおねーさんがやっていた。

Storytelling on the Shoulders of Giants: O'Reilly Open Source Convention: OSCON, July 20 - 24, 2014 in Portland, OR

プロの漫画家で、絵に味がある。いいよね。プログラマとデザイナーがコラボレーションをするとすごいことができるという話だ。いい話だな。

個別のセッション/Let Them Be Your Heroes

Let Them Be Your Heroes: O'Reilly Open Source Convention: OSCON, July 20 - 24, 2014 in Portland, OR
Francesca Krihely (MongoDB)
ヒーローを作ろうというセッションは予想外によかった。このセッションについては別途感想を記したい。



記念に写真を撮らせてもらった。You are my hero. だと伝えた。

International Community Building: Bridging Japan and the Rest of the World

International Community Building: Bridging Japan and the Rest of the World: O'Reilly Open Source Convention: OSCON, July 20 - 24, 2014 in Portland, OR
トレジャーデーターの田村さんの発表
トレジャーデーターがどのようにコミュニティーを巻き取っていったかを説明していた。日本人が作ったオープンソースとしては例外的に世界で使われている。その秘密はなにかということが議論された。英語でドキュメントを書く。英語で議論をする。当たり前のことを当たり前にやる。日本ではあまり、海外発信の重要性をいう人がいないので、このような議論は重要である。

OSCON Town Hall

http://www.oscon.com/oscon2014/public/schedule/detail/36923
OSCON Town Hall
Gina Blaber (O'Reilly Media, Inc.), Matthew McCullough (GitHub, Inc.), Sarah Novotny (NGINX), Simon St. Laurent (O'Reilly Media, Inc.)

タウンミーティングは事務局と参加者が直に話をする機会だ。特にアジェンダはなくアンカンファレンス形式で、サブジェクトがどんどん変わっていく。細かいロジ周りの不都合なども指摘されたりするので、イベントオーガナイザーの目線でも楽しめる。どのような工夫をしているかなどの裏話も出てくる。


最後にOSCONアワードが発表された。

いろいろ気づきの多い1週間であった。感想などはまた別途まとめたい。川の向こう側に行ったらビアフェスタをやっていたので、10ドル分ビールを飲んでいい気持ちになった。
明日帰国の途につく。