爆発的進化論 1%の奇跡がヒトを作った (新潮新書) 読了
爆発的進化論 1%の奇跡がヒトを作った (新潮新書)を読んだ。
生命が誕生して40億年。「ヒトには眼もあるし足もあるし脳もある。それらどれ一つとして、ただ変化するだけでできたものはない。眼ができるにも足ができるにも脳ができるにも、それぞれに奇跡が必要だ。」
- 第一章「膜」 生物と無生物のあいだに何があるのか
- 第二章「口」 よく噛むことはいいことか
- 第三章「骨」 爆発的進化はなぜ起きたのか
- 第四章「眼」 眼がなくても物は見えるのか
- 第五章「肺」 酸素をどう手に入れるか
- 第六章「脚」 魚の脚は何をするのか
- 第七章「羽」 恐竜は空を飛べたのか
- 第八章「脳」 脳がヒトを作ったのか
- 第九章「性」 男は何の役に立つのか
- 第十章「命」 生命は物質から作れるか
仮説が幾つかあるときには、なるべく単純な仮説を選ぶ。こういう考え方を「オッカムのかみそり」と言い、科学における原則とされる。(96ページ)
生物は進化し続けている。おびただしい奇跡によってヒトが生まれた。その奇跡について平易に解説している。読んでいて楽しい。おすすめの一冊だ。