失踪日記2 アル中病棟、吾妻ひでお著、読了、濫読日記風 2018、その13
失踪日記2 アル中病棟を読んだ。
漫画家の吾妻ひでおがアル中になって専門病院に入院する実話をもとにした漫画。前作の締め切りをバックれて失踪してホームレスになるという「失踪日記」の続編という位置付けだが、本書を執筆するまで8年かかったのはアル中だからか。
アル中の特徴は自分はアル中じゃないと頑なに信じるところから始まる。アルコール依存症は精神病の一種なので専門家に見てもらったほうがいいのだけど本人に自覚がないので難しい。
精神的にアルコールに依存していると、ともかく酒なしではいられなくなって身体的にも依存して、幻覚や幻聴などをみるようになる。そうなると自分一人ではどうしようもないので強制的に入院して治療するしかない。やばいな。
自分の場合、自称プロの酔っ払いが飲酒をやめた話 - 未来のいつか/hyoshiokの日記で記したように3年ほど前に、『田舎暮らしに殺されない法 (朝日文庫)』、丸山健二著、を読んだことをきっかけに、家で飲むことをやめて、2016年12月頃に禁酒した。
会社員をやっているとフリーランスな人と違って平日は会社に行く必要があるので朝から飲むという機会は少ない。家飲みをやめれば休みの日に朝からだらだらと飲むこともない。その意味で漫画家と違って本格的なアル中になる可能性は低いのだけど、サラリーマンでもアル中になる人はなる。
一冊の本を読んだだけで人生変わることはある。人生100年時代、定年になる前にアル中にならなくてラッキーだったと思う。
各地に、アルコホーリクス・アノニマス(AA)という断酒した人たちの勉強会みたいなものがあるそうである。断酒会というのもあるらしい。機会を見つけて行って見たいと思った。
簡易的なチェックしてみよう。
飲酒習慣スクリーニングテスト(AUDIT)|お酒とうまく付き合う|CSV活動|キリン
濫読日記風 2018
- 銃・病原菌・鉄、ジャレド・ダイアモンド著、読了、濫読日記風 2018、その12 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
- ハックルベリー・フィンの冒けん、マーク・トウェイン著、柴田元幸訳、読了、濫読日記風 2018、その11 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
- ゲーデル、エッシャー、バッハ―あるいは不思議の環 20周年記念版、12章、ダグラス・R. ホフスタッター著、濫読日記風 2018、その10 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
- 短篇小説講義、筒井康隆著、濫読日記風 2018、その9 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
- 未来の年表 人口減少日本でこれから起きること、河合雅司著、濫読日記風 2018、その8 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
- 論理哲学論考(岩波文庫)、ウィトゲンシュタイン著、野矢茂樹訳、を読んで考えた、濫読日記風 2018、その7 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
- 自由と規律、池田潔著、濫読日記風 2018、その6 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
- 古典力、齋藤孝著、濫読日記風 2018、その5 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
- 老人と海、ヘミングウェイ著、福田恆存訳、濫読日記風 2018、その4 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
- 読んじゃいなよ!、高橋源一郎編、濫読日記風 2018、その3 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
- つながる読書術、日垣隆著、濫読日記風 2018、その2 - 未来のいつか/hyoshiokの日記
- 六本木戦記、久富木隆一著、濫読日記風 2018、その1 - 未来のいつか/hyoshiokの日記