未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

ソーシャルネットワーキング

なるものが、はやっているそうだ。友達の友達は皆友達だ〜という世界である。

日本の場合、学校の同窓会とか、そーゆー継り以外、ふつーのサラリーマンは会社の同僚をのぞけばネットワークをほとんど持たないのが実状ではないだろうか?

ソーシャルネットワーキングだなんだかんだと言っても実世界でネットワーキングをもたないわけだから、ツールの問題ではない。

シリコンバレーのように人材流動性が極めて高い地域であれば、前の会社の同僚とか、その前の会社の同僚とか、仕事を一緒にする機会のあった誰々というのが、いろいろなところにいて、何かを新しくやるとき、誰々に相談してみよう、あるいは誰々と組んで〜をやろうとかいう話になって、ビジネスのスケーラビリティというか、スピード感というのが発揮できるわけです。

誰かを採用するときも、知合いをつれてきちゃったりして。まあ人脈の輪ですな。コネの世界といってもいいかもしれない。

一緒に働いた経験があるから、まるっきり知らない人を雇用するより確実にリスクは低い。

ひるがえってみて日本である。

外資系のトップをみてみると、日本SUN会長、日本オラクルCEO、EMCジャパン代表取締役サイベース代表取締役、などなど実は全員日本IBMの出身である。IT業界の外資系のおえらいさん方、はっきりいってほとんど日本IBM出身です。

人材供給会社かと思うばかりである。

そして、見えない継り(ビジネス上のネットワーキングですな)が脈脈とある。

残念ながら、富士通、日立、NEC出身のおえらいさんのネットワークというのは聞いたことがない。(あるのかなあ?)

日本の企業でいうとソニーリクルートあたりの卒業生は多そうですけどね。

でもって何をいいたいかと言うと、ソーシャルネットワーキングというのが日本に根付くためには、人材の流動性が担保されないといけなくて、そーゆー状況にはまだいたっていないように思える。

だけど、日本IBMをはじめとするいくつかの企業では、元従業員によるネットワークができていて、それが会社としての見えない強みになっている。(と思う)

そのネットワークに入っている人は、そのことがその人の見えない強みにもなっているように思う。

わたしの場合は宴会ソーシャルネットワーキングである。