未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

村上龍の書き下ろし作品

村上龍の作品で何が一番好きなのだろうか?トップ3の中に間違いなく入るのがコインロッカー・ベイビーズだ。その村上龍がいま書き下ろし作品を箱根の山にこもって執筆中だという。コインロッカー・ベイビーズが880枚で現在執筆中のものが900枚弱を超えたところだそうだ。

http://ryumurakami.jmm.co.jp/recent.html

 箱根滞在が、昨年から延べ90日を超えました。一日400字詰め原稿用紙換算で10枚というノルマを自分に課しているので、小説は現在約900枚弱というところです。『コインロッカー・ベイビーズ』という書き下ろしが880枚だったので、すでにわたしの作品中二番目の長さの長編ということになります。最長は『愛と幻想のファシズム』という小説で1250枚です。小説の価値は長さではないので、枚数は小説の出来と何の関係もないのですが、一昨日880枚を超えたときはちょっとだけ感慨がありました。

間違いなく、コインロッカー・ベイビーズ村上龍の金字塔だ。それを超える読者の期待をはるかに裏切るような作品を期待する。

コインロッカー・ベイビーズから24年たって村上龍はどのように変化したか?どのように成長したか?興味はつきない。