未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

Desktop Linux

梅田望夫のblog http://blog.japan.cnet.com/umeda/archives/001335.html で Desktop Linux の話が取り上げられている。

http://www.acmqueue.org/modules.php?name=Content&pa=showpage&pid=155 には特にサプライズはなく、仰る通りです、はい。と頷くほかない。いくつかのTバックを拝見し、さくらじんたさん http://plaza.rakuten.co.jp/sakurajinta/diary/200406240000/ のコメントが一番面白かった。

話題になるオープンソースソフトって、殆どが、市場で成功してるものの、真似っていうか、パクリ。そんなもん、いくら無料で、性能が追い付いたっていっても、普通は使う気、しないって。

パクリであるかぎり永遠に追い付けない。そりゃそうです。目指すべき方向はWindowsでは解決できない問題を何らかの方法で解かないといけない。Windowsで困っている事をLinuxを使ったら、あら不思議、か〜んたんにエレガントに解決しちゃいましたっていうような問題設定をしなくちゃいけない。つーことですね。ごもっともです。

でもって皆さんデスクトップPCで何困っていますか?

わたしなんかはLinuxをデスクトップにしているけど毎日毎日SPAMやらウイルスやらのメールで困っていたりする。幸いLinuxを利用しているのでWindows向けのウイルスには感染しないけどウットオシイ事甚だしい。

時々諸般の事情でWindowsを立ち上げる事もあるが(デュアルブートのノートになっている)、セキュリティアップデートを毎回かけなければいけないというのは、どーゆーことだ。ブート時間の多くはWindows Update(?)関係というのはお笑い草である。

大きな企業だと、あっちこっちでウイルスに感染しただのワームが蔓延しているだの、パワーポイントの使い方を教えろだのエクセルが起動できないだの、IT部門のヘルプデスクはいろいろ大変そうである。ソフトの使い方が分からないから教えろというのは本来のヘルプデスクのお仕事といってもいいけどウイルスに感染しただのワームがどうだのという話は正直ご苦労さまなお話である。

まあセキュリティアップデートをかけろという通達を出したところで寝惚けた社員はいくらでもいるわけで社内ネットワークにそーゆー輩が一人でもいるとそこを起点にウイルスがはびこっちゃたりしてIT部門の人も大変である。自宅に持ち帰ったノートでウイルスに感染したなんて話は山程ある。

不注意によるウイルスなんてのはまだ可愛い方で最近は内部からの情報漏洩という事に対しても何らかの対策をとらない事には個人情報を適切に管理しなかった門で最悪犯罪者になってつめはらを切らされると。

そーゆー事を考え出すと夜も眠れなくなり、会社のPCには勝手にソフトをインストールしてはまかりならんとか、どのPCにはどのソフトのどのバージョンがインストールされていて、いつセキュリティパッチを当てたか当てなかったか、最近発表された脆弱性の対策をとっていないのはどのマシンだなんてことを適切に管理しない事には自分の首が寒いという事実に絶望的な気分になったりする。

でもそれにはそーとーコストがかかるし、適切に管理したところで誰もほめてはくれない、うーん、というような状況で困っている管理者は、その問題を何らかの形で解決してくれるデスクトップを切望しているんじゃないかと妄想したりする。それは多分Windowsのパクリではない新しい時代のデスクトップの形態なんではないかと思ったりもする。

まあ、いわゆるエンタープライズ系のデスクトップですな。