未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

U-20プログラミングコンテスト

最優秀賞の望月君

発表会 http://jipdec.webquest.co.jp/prog/index.html に行って来た。このコンテストは20歳以下(だからU20なのね)の優秀なプログラマを発掘するためのもので、プログラミングコンテストは今年で25回目を向かえると言う。実はわたしも審査員の一人だったので、どんな若者達がこのプログラムを書いたのかという事でわくわくしながら会場に向かった。1時から入選作の発表会、4時半から表彰式(http://jipdec.webquest.co.jp/hyousyo/index.html)があった。会社での会議が長引いて発表会には遅刻をしてしまった。うーーん、残念。
審査会では候補となった作品について各審査員が審査をし、コードについても実際読んでみて議論をした。Rubyまつもとゆきひろさん(http://www.rubyist.net/~matz/20040827.html)やg新部さんとコード鑑賞会である。(id:hyoshiok:20040829も参照してね。)
若い人のコードを読んでみていろいろ勉強になった。プログラミング教育で何が欠けているのか?どういう観点からプログラミングの楽しさ面白さ難しさなどを伝えて行くのか?どのようにしたらそのような事が効果的に伝わるのか?などなどいろいろ考えるきっかけになった。一つの方法として、一流のハッカー(いい意味でのプログラミングのエキスパートのこと)が初学者のコードに対し添削をするというのはどうだろうか。プログラミングには定石というかある種の慣用句というのもあるしいろいろなTipsもある。プログラミング言語を教えるのではなくてプログラミングを教えるのである。日本語を教えるのではなくて日本語の作文技術を教えるというものプログラミング版である。
コードの優劣なんていうのがわかるのか?そんなものが主観的評価以外にありうるのか?わかるのである。プログラミングについてある程度の経験を得た者はコードの善し悪しに付いて絶対的な音感を持っているのである。それを伝える事は素人にはできないがエキスパートにはそれができるのである。
中川昭一経済産業大臣から一人一人表彰状を受けている姿を見た時、わたしは思わず目頭が熱くなってしまった。彼らのようなプログラマが一人でも多く育ってくれたら日本の未来は明るい。
君達は日本の宝だ。そう強く思った。