未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

オープンソースの課題

いささか旧聞に属する話で申し訳ないのだが(といってもたった2月前の話)、Red Hat のマイケル・ティーマン副社長が語っている。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0410/19/news084.html

―― オープンソースコミュニティにとって最大の課題は何ですか?

ティーマン 現時点での最大の問題は、オープンソース開発者の数が極めて不足していること、そしていかにしてオープンソース開発に対してわくわくするような気持ちを開発者に抱かせるかということです。

まったくもって同感だ。開発者はいつの時代も不足している。そこそこの開発者はそこそこいるが優秀な開発者は常に不足している。

プログラムは機械が作るのではなくて人間が作る。

優秀な人材は有限な希少資源なわけだから、それの獲得競争になる。優秀な人材をいっぱい雇用して、競争力のある製品を開発し、利潤をいっぱいあげて、また優秀な人材を雇用すると言うポジティブフィードバックの世界に、早いところオープンソースのビジネス界もならないといけないのだけど、従来のソフトウェア製品のビジネスと違ってライセンス収入によらないビジネスモデルを構築しなければいけないというのが、ちょっと目新しいところである。しかし、顧客にとっての価値を提供するという意味では新旧の差はないと思う。