未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

ソフトウェアの開発で飯を食う

ここでのソフトウェア開発というのはOSとかRDBMSとかソフトウェア製品の開発ということにして、VBJavaでアプリケーションをばりばり書くというのは取り合えづ置いておく。
でもって、じっと見回してみると日本という地域にはコアなIT産業は携帯とかネットワークとか、そーゆーところにはありそうだけど競争力のあるソフトウェア製品を開発、販売している会社はほとんどない。出口のない産業のような感さえもつ。(寒い)メインフレーマの中には細々とそのような部署がなくはないが、メインストリームという感じでもない。15年位前に日本のソフトウェア産業大丈夫か?というようなことが強く言われたが、だめである。全然だめである。しょぼすぎる。
じゃあ、アプリケーション開発は安泰かというともちろんそんなことはなくて、世界でいちばん高い賃金を正当化できるような事はほとんどないので、中国だ、インドにオフショアだみたいな話をよく聞く。
そーすると日本と言う地域で職業としてコアなソフトウェア開発で飯を食うのは好むと好まざるとにかかわらず非常に難しいということがわかる。日本からその手の技術がなくなってもいいのか?RDBMSや言語プロセッサやOSが作れなくなってもいいのか?その手の要素技術は長いノウハウの積み重ねで培われるもので一度無くしたら再びそれを得るのには大変な時間と手間がかかるのではないか。いいのか?日本。
この危機的な状況はチャンスである。OSSを利用して産業再生である。とりあえづ、商用ソフトウェアをチャラにしてOSSでゲームのルールを変えてしまうのである。商用RDBMSの中身はみれないけれどMySQLPostgreSQLなら読める。Windowsの中身はみれないけれどLinuxなら見れる。技術者育成にももってこいだしGPLなら自由にソースコードの変更、再配布ができるので自由に技術移転ができる。ソフトウェア開発で飯を食うつもりならやっぱりOSSの開発ということに日本という地域ではいやがおうでもならざる負えない。というのがなんとも皮肉な事であるがOSSのもたらした奇跡でもある。不思議な感じだ。