未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

ライブドアが民事再生手続きへ

日記なんだから、そのときそのときの世間を騒がせた事件もちょっとはふれないといけないかもしれない。何年かたって、未来のいつか、これを読み返してみたとき、その時の情景を思い出すためにも。
ライブドア民事再生手続きを取って経営破たんした会社というのは知る人ぞ知る話である。 http://www.itmedia.co.jp/news/0210/31/njbt_08.html 今のライブドアが経営的にどのような状態にあるのかないのかは知りようもないが、当時のライブドアは、ダイアルアップの無料プロバイダであった。http://www.itmedia.co.jp/news/0105/16/livedoor.html
当時はADSLや光がまだ本格的に普及していなくて常時接続(定額接続)というのは一般的ではなかった。ISPへの接続はダイアルアップが一般的で電話代(回線代)は従量課金であった。この無料ISPの主な収入源は、広告収入とダイアルアップ回線業者からのキックバックであった。ユーザーはISP料金は払わないが電話代は払うので、その電話代のいくらかをライブドアキックバックとして受け取ると言うビジネスモデルであった。その回線業者の中に後に粉飾決算で経営破たんするワールドコムがあった。
旧ライブドアの経営破たんの引き金を引いたのはワールドコムの経営破たんによりワールドコムから入金が途絶えたからである。キャッシュアウトしたライブドアホリエモン率いるオン・ザ・エッヂに二足三文で買収されたのである。http://www.nozomu.net/journal/000147.php
今回堀江ライブドア粉飾決算の疑いがかけられているが、旧ライブドアの経営破たんの引き金を引いたワールドコム粉飾決算によって沈没した。ワールドコムの教訓からホリエモンが何も学んでいなかったとしたら、経営者として、経営のプロとして相当愚か者だったと言っていい。
旧ライブドアの創業者前刀禎明民事再生手続きという修羅場をくぐり抜けた経営のプロとして今アップルで活躍していることを記しておきたい。