REVOLUTION OS
GyaoでREVOLUTION OS(Linuxを生み出した“ハッカー達”のインサイドストーリー)を見る。会社の児玉さんがhttp://blog.miraclelinux.com/asianux/2006/08/revolution_osli_c555.html薦めていたので見たのだけど、2000年ころまでのオープンソースの歴史を上手にまとめていた。インターネットバブルがはじける直前のお話でVA LinuxのIPOの熱気が伝わってきた。
あれから数年たったのだけど何が変わって何が変わっていないのか?ちょっと考えてみるのもいいかもしれない。
シリコンバレーのリナックスユーザ会は毎月活発な会合をやっていて当地にいたころはうらやましいと思ったが、東京界隈ではTLUG(東京LinuxUsersGroup)やYLUG(横浜LinuxUsersGroup)、小江戸らぐなど、活発にやっている。LLのカンファレンスなんかは300人規模で参加者にはTシャツもついてくるので、シリコンバレーには負けていない。むしろ勝っている(かもしれない)
東京にスタンフォードのような大学はない。うーむ。でも、ま、ないものは、しょうがない。Web系の会社は小粒ながら徐々に育ってきていて各種コミュニティの会合かなんかで自由に情報交換していたりする。これはシリコンバレー風である。素晴らしい。
東京界隈だと移動は普通は車じゃなくて電車やバスなので酒も飲めるしむしろ東京の方が便利だ。ブロードバンドインターネットのコストは東京の方が安そうだしお得な感じがしている。
60年代のカウンターカルチャーというか、ロック世代は日本では団塊の世代と言われているわけだが、大企業に入って実に大人しくなってしまっていて、シリコンバレーのおじさん世代に比べれば迫力がないのが残念だ。
リチャードストールマンのような哲学者が日本にはいないというのが大きな違いかと思ったが、リチャードストールマンはシリコンバレーの人ではなくて東海岸の人なのである。ふむ、そーすると東京とシリコンバレーの違いというのは、思ったより大きくないぞと感じた次第であるがいかがだろうか?