命令キャッシュ

jpug-users(日本PostgreSQLユーザ会のメーリングリスト）で下記の論文が紹介されていた。
http://research.microsoft.com/~jrzhou/pub/bufplan.pdf

命令キャッシュミスを低減することによって性能を向上するというお話である。RDBMSなどはデータ量が多いのでデータキャッシュミスが多発するので、それを低減することが性能向上に繋がるということはよく知られている。また実効命令のメモリフットポイントも大きいので命令キャッシュミスが大きいことも知られている。問題は命令キャッシュミスがどのくらい性能に影響しているかよく分かっていないという点である。わたしが知らないだけだと思うのだけど、あまりそこらへんの情報はまとまっていないと思う。（多分、IntelやHPあたりではシュミレーションしていると思うけど）

データキャッシュミスの効果がでかいので、それをせっせと削減することにエネルギーを費やしてきたわけだけど、そろそろ命令キャッシュミスに注目してもいいころかもしれない。

分岐命令予測ミスと命令キャッシュミスが性能にどのくらい影響するかを詳細にデータを取得することが第一歩なのであるが、さてどうやるものか。

oprofileでどこらへんまでいけるかなあ？

というわけでほぼ独り言で終わった今日の日記である。