未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

EGM Forumの月例会に行った

今回の場所は、はじめての丸の内、富士ビルにある「3x3 Labo(さんさんらぼ)」。いい場所っすね。
http://www.ecozzeria.jp/fujibldg33/

今回のお題は「組織改革」。神垣さん、佐藤さん、杉浦さん、わたしが発表。

神垣さんは、この3年会社でやってきたことをお話ししてくれた。ワールドカフェに影響をうけ、会議の中で付箋をつかったり、模造紙を使ったりしながら、自分の部門の会議を変えた。それをやった経験についてお話をしてくれた。

付箋を使うと、みんななにがしかの意見を書く。通常の会議では決して発言しないような人も、付箋には必ずなにがしかを書く。今まで吸い上げられなかった意見、気持ち、空気が可視化される。人々が話をするようになる。

会議が単なる情報を流すだけの場になっていたりするのを、この方式にすると活発な議論が生まれる。そして活発な議論のなかから、人が変わり、新しい行動が出てくる。
アジャイル開発技法のなかにプランニングポーカーというのがある。トランプに数字が2、3、5、8、13とか書かれていて、開発工数をグループで見積もるときに使う。この機能を開発するのにどのくらいかかるかというのをグループで考え、それぞれがいっせーのせで、自分がかかると思う工数の数字に近いものを見せ合う。あるひとは2をだし、あるひとは13を出す。そして、それぞれのひとが、なぜその数字を選んだかを説明する。そうすると、2を出した人の考え、13を出した人の考えが顕在化して、えーー、そーゆー考えもあるのか、と自分が見えていなかった見え方が見えるようになる。強制的に会話を促進し、当たり前だと思っていることを言語化させる効果がある。
ポーカーににたゲーム感覚がやっていて楽しい。
スクラムのデーリーハドルもそれだ。毎朝毎朝、チームのメンバーで、昨日やったこと、今日やること、いま困っていること(問題点)などを全員で話す。強制的に話すということが重要である。メールで共有すればいいじゃんということではなく、実際話すことが重要だ。ソフトウェア開発プロジェクトのメンバーなんかはほっておくと誰とも一言も話さないで一日が終わることがあったりする。問題点を問題点と認識しないで放置される可能性がある。というかしょっちゅうである。それを毎日10分とかの会話で発見したり、自分が思ってもいない同僚の問題などが顕在化する。
エクストリームに会話をするというのがポイントなのである。
付箋を利用した会議もそれににている。

わたしは、ビブリオバトルを紹介しつつ、Fearless Change アジャイルに効く アイデアを組織に広めるための48のパターンを紹介した。

パワポを用意しないで、本を持って、この本はね、アイデアを組織に広めるためのいろいろなパターンを紹介しています、例えば、エバンジェリスト、これは神垣さんのことですね、みたいな感じでお話した。

早速、前田さんが購入していたので、ビブリオバトル的には読みたい本を紹介できたので、よしよしである。

次回の定例会はビブリオバトルをやろうということになったので、二重の意味で組織を変えた事例になった。



今回、米国ピッツバーグからFacetimeで智恵さん参加した。時差13時間(?)早朝6時ころからの参加だ。意外と音質、画質もよくて、Facetime飲み会もできそうだということを発見した。何事もやってみることが大切だね。

帰りに軽くビルの地階で飲んだのだけど、どうもそこで傘をなくしてしまった。とほほ。