未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

OSCON 2014, 3rd day

日曜日からはじまったOSCONは、最初の日と二日目がワークショップやチュートリアルで、3日目からセッションがはじまる。朝一はキーノートだ。

Schedule Grid: O'Reilly Open Source Convention: OSCON, July 20 - 24, 2014 in Portland, OR


キーノートは前の方に座った。


司会が3人いる。

トップバッターは14歳のShadaj Laddadだ。子供がプログラミングを学ぶことについて話した。すごいな。The Wonders of Programming: O'Reilly Open Source Convention: OSCON, July 20 - 24, 2014 in Portland, OR

そのほか、Google Summer of Codeが10周年という話が印象に残った。10 Years of Google Summer of Code: O'Reilly Open Source Convention: OSCON, July 20 - 24, 2014 in Portland, OR

ポスターがはってあった。

その後、個別のセッションに出て、ランチの後は、展示会場でやっていた、Tim O'Reilly のトークセッションにでた。これはTimに会場から質問をして、それを答えるというラフな感じの雑談会である。


会場からの質問に気さくに答えるTim O'Reillyである。

3日目に参加したセッションのリストは下記の通りである。

最初に出た、Facebookの人のお話は、規模がすごいことになっている。
Move Fast and Ship Things : O'Reilly Open Source Convention: OSCON, July 20 - 24, 2014 in Portland, OR
フォーカスしてシップし続けろ。

MAU (Monthly Active User月間アクティブユーザ数)/DAU(Daily Active User 日アクティブユーザ数)がすごい。さらにすごいのがPCではなくてモバイルユーザ数の劇的な伸び。

Dockerのコンテナはセキュリティ的にはどーなのよということであるが、VMと違って、明確に環境が分離されている訳ではないので、いろいろとあるよねという当たり前と言えば当たり前のお話である。
Is it Safe to Run Applications in Linux Containers?: O'Reilly Open Source Convention: OSCON, July 20 - 24, 2014 in Portland, OR

英語の書き方のセッションはもっと前のめりになって聞くべきだったかもしれない。最低限Element of Style (未読)くらいは読んでおく必要があると思った。(昔から読まないとと思っているのだけど、そう思っているうちに今に至る。とほほ)
Writing English : O'Reilly Open Source Convention: OSCON, July 20 - 24, 2014 in Portland, OR

コミュニティをイベントで育てるというタイトルのセッションはPuppet LabsでコミュニティマネージャをしているKara Sowles。髪の毛が紫でインパクトがある。その後、展示会場のO'Reillyのブースでお話をする機会があった。マシンガントークと言うかすごいパッションでおじさんは圧倒される。
Grow Your Community with Events: O'Reilly Open Source Convention: OSCON, July 20 - 24, 2014 in Portland, OR

Continuous Learning というのはやはりContinuous Integrationとかから始まる一連の「継続的」なんちゃらの名前に乗っかった感じだけど、学習というのは、試験を受けてそれで終わりと言う性質のものではなく、ずっとずっと学び続けると言う宿命みたいなものがあるので、「継続的学習」というのは、当たり前と言えば当たり前のコンセプトである。だけど、あえてそれを強調する必要があるのは、資格試験に対するアンチテーゼ的なスタンスがあるのかもしれない。(邪推ですいません)
CODE CLUBというのを提唱していた。好きな本を読んで感想を語るというのが、BOOK CLUB(読書会)で、それと同様に、コードについて語るというのがCODE CLUBだ。プログラミングを学ぶには良いコードを読まなくてはいけないけど、それをやるきっかけがCODE CLUBである。うひょー。15年前にカーネル読書会を発足したのもまさに同じ動機だったりする。(長くなるので省略するけど)
Building a Culture of Continuous Learning: O'Reilly Open Source Convention: OSCON, July 20 - 24, 2014 in Portland, OR


Xenのコミュニティの10年の総括みたいなお話。
Community War Stories : Squaring the Circle between Business and Community: O'Reilly Open Source Convention: OSCON, July 20 - 24, 2014 in Portland, OR

その後展示会に行ってTシャツとかグッヅをいっぱい貰って来て、ビールとかワインとかをしこたまいただきヘロヘロになる。

OpenStackの4周年記念のパーティーは大盛況であった。NECの柴田さん、高田さんとお目にかかりご挨拶をするなど。

コミュニティまわりのセッションにいろいろ出て見たがイベント開催などについての形式知が議論されているのがよかった。自分の経験とてらしあわせて、貢献できる部分が少なくないと感じた。

パーティーや展示会も気合いが入っていて勉強になった。夜の9時頃からポーカーをやっていた。なかなか面白そうだった。ルールがよくわからないので参加しなかったけど。