未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

アジャイル開発手法特論の授業終了

永瀬さんとやっているアジャイル開発手法特論の授業が無事終了。
enPiT BizSysD – 産業技術大学院大学


最後に試験と授業のアンケートを取って、その後、皆さんと打ち上げ。青物横丁のいさりびでわいわい。

いくつかの反省点・感想など。順不同アトランダムに記す。

  • 授業へのフィードバックをどのように生かすか。来年へ向けてということだと、イタレーションが一年になってしまって、全然俊敏じゃない。毎週なんらかの形でフィードバックを貰ってそれを次の授業に生かすというような仕組みがあったほうがよかった。
  • わたしの講義は、手を動かすのではなくて、単なる授業になってしまっていて、一方通行になってしまった。手を動かすのは課題でやってもらったのだけど、一人一人への指導というところは手薄になった。授業時間中にワークショップをやるというのは学生が40名以上いると物理的に目が届かないので難しい。継続的デリバリーって何という概念は教えられても、それをどのように実装していくのか手を動かして理解を深めるというような教材を作らないといけないと感じた。そして、その授業をどうするのか、頭がいたい。
  • プログラミング経験については千差万別。日頃開発している人もいれば未経験者もいる。一律にRailsなどを教えるのはちょっとチャレンジか。ウェブプログラミングをPaaSでデプロイ。
  • 実践はPBL (Project Based Learning) でチーム開発で経験してもらう。
  • 受講生は産業技術大学院大学の学生と、このアジャイル開発手法特論だけをとっている、enPiTの受講生とがいて、後者のenPiTの受講生はWiredの記事や、QConでの永瀬さんの発表、わたしのこの日記をみて参加した人たちがいた。通常、大学というのは宣伝活動をほとんどしないので、この授業を宣伝するというのは、エキストリームというか、大学の先生じゃないからできたとも言える。

9/22からオムニバス形式の授業、ミニPBLそして、10月からいよいよPBLの開始だ。

今回授業に参加してくれた学生さんでPBLに参加しない人もいるのだが、授業を聞いたらPBLに参加したくなったという人が少なからずいたのは嬉しかった。残念ながらPBLの申し込みは既に締切っている。ただ、勝手にチームを組んで「勝手PBL」を行うのは自由なので、単位とか修了証は得られないけど自学自習をしてほしいと思った。それとか、各種アワードなどのコンテストあらしなども自由にやってチャレンジしてほしい。