未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

光、三浦しをん著、読了

光、三浦しをん (集英社文庫)を読んだ。

本書は2008年刊行された。大災害が一つのモチーフになっている。20年の歳月を経て主人公達の人生がどのように交差して行くか。

島で暮らす中学生の信之は、同級生の美花と付き合っている。ある日、島を大災害が襲い、信之と美花、幼なじみの輔、そして数人の大人だけが生き残る。島での最後の夜、信之は美花を守るため、ある罪を犯し、それは二人だけの秘密になった。それから二十年。妻子とともに暮らしている信之の前に輔が現れ、過去の事件の真相を仄めかす。信之は、美花を再び守ろうとするが―。渾身の長編小説。

三浦しをんの作品では舟を編むが印象的だったが、作風は全く異なるミステリーになっている。