未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

ツイッター創業物語、ニック・ビルトン、読了

ツイッター創業物語 金と権力、友情、そして裏切りを読んだ。

すごい話だ。ツイッターの創業時の人々の物語になっている。共同創業者、CEO、取締役会、さまざまなステークホルダーがエゴをむき出しにやりあう。

日本ではツイッターの創業者としてジャック・ドーシーが有名だが、共同創業者のエブ・ウィリアムズや取締役会との確執がこれでもかと描かれている。初代CEOのジャックは取締役会からクビを言い渡され、その後釜にエブが就任する。そしてそのエブも最後には取締役会で解任される。

ツイッターとは何なのか。自分のエゴを表現する手段なのか、それとも周囲で起きていることを伝えるものなのか。ジャックとエブはその根本のところで対立する。

ツイッターを題材にしたIT業界のすぐれた民族誌だ。緻密な取材で人々の栄光と挫折が描かれている。お勧めの一冊になっている。