未来のいつか/hyoshiokの日記

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琥珀の夢 小説 鳥井信治郎、伊集院静著、読了、濫読日記風 2018、その38

琥珀の夢 小説 鳥井信治郎 上下巻を読んだ。

鳥井信治郎(寿屋洋酒店、後のサントリー)創業者の伝記。上巻は、丁稚奉公から豪華客船で神戸から小樽に行って戻ってくるところまで。序章で、丁稚時代の松下幸之助鳥井信治郎に出会うエピソードがある。明治に生まれた商売の天才が出会った瞬間だ。

下巻はウィスキー作りに精魂を込めるエピソードなど。戦争が激しくなって山崎にある原酒を防空壕(?)に避難させて守ったり、大変な苦労をする。明治の人のスケールの大きさを感じざるを得ない。陰徳をあれば陽報あり。(禁酒をしているのだけどプレモルや山崎を飲んでみたくなった。)

伊集院静の小説は初めて読んだが、読みやすかった。


濫読日記風 2018