未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

第46回カーネル読書会

お題; 第46回カーネル読書会 GridでつながるLinux HPCクラスタ
日時: 2004-10-27 19:00:00+09
お題提供者:伊藤さん(日立)
概要:
HPC(High Performance Computing)分野への進出が目覚しいLinuxですが、
HPC適用の一例としてLinux HPCクラスタについて説明します。
日本発のPCクラスタ環境であるSCoreと、Grid基盤のデファクトである
Globus Toolkitを取り上げます。
場所:OSDL Japan
http://osdl.jp/osdl/about_osdl/directions_to_osdl.html

というわけで、伊藤さんの解説でGridのお話をいろいろうかがった。SCoreの話もGlobus Toolkitの話も非常に興味深かった。それぞれ独立して聞いてもいいくらい密度の濃い話であった。IBMのBlueGeneの話とかつい最近NEC地球シミュレータを瞬間風速(?)で抜いたと言う報道もあり面白かった。Linuxというもののシングルプロセスで仮想記憶はなし。CPUはPowerPC 700MHzで主記憶は256MBしかつんでいない。そんなんでどーやって地球シミュレータを打ち破るか。メモリのレイテンシーだとかバンド幅だとかの話がふんだんにでてきてわたしとしては超満足なり。

今回もOSDLの会議室を借りたのだが、11月末にオフィスを移転するので横浜のOSDLでやる最後のカーネル読書会となった。長い事大変お世話になりました。どうもありがとうございます>OSDLさま&関係者の皆様。(ぱちぱちぱち)

参加者は27人で、最後にはピザ&ビア。お一人さま1000円ぽっきりでした。お題提供伊藤さん、OSDLの佐久間さん、そして参加者の皆様、大変ありがとうございました。(ぺこりん)