未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

あれやこれや

関西で地震が起こってから10年。絶望から10年。傷から癒えない人々も少なくはない。当時わたしは大変な惨事のニュースをまのあたりにする一方多くのボランティアが現地で汗を流しているということを聞くにおよびそこに希望の灯をみた。多くの善意が結集したことはまぎれもない事実だ。わたしは間違いなくそこに希望を感じた。新潟でも多くのボランティアの活動があり、やはりわたしは希望を感じる。

ITゼネコンというキーワードでいろいろ考えた。ゼネコンというのが使われる文脈には無駄な公共事業の元凶みたいなものが少なくない。確かにそーゆーものがある。公共事業に依存しすぎた産業というのは健全ではない。土木とか建設とかがやり玉にあがるが小さな政府を目指すなら、公共事業そのものを減らさないといけない。言うのは簡単だけど実行するのは難しい。産業らしい産業がない地方の雇用を確保するために公共事業は必要悪だということはよく聞く。食うに困っている人を切り捨ててまで公共事業を削減する必要があるのかないのか?というような話である。短期的にみればなんらかのソフトランディングは必要であろうが長期的にみればそのような公共事業は打ち切るべきだと思う。

でもってITゼネコンである。政府のIT調達。無駄ばかりだという指摘。ごもっともである。無駄な仕様、わけのわからない特殊な仕様満載である。XXX省の人事システムとYYY省の人事システムを別途作る必要があるか?統合してしまえばいいのであるが、未来永劫そんなことは起きそうにない。10省あれば同じようなものを10省分開発するわけだから必要なコストは簡単に10倍になる。4000市町村があったとして、X市の電子入札システムがY市の電子入札システムと違う必要があるかというともちろんない。それこそASPにして必要なトランザクションにみあったコストを業者に払えばいいのである。X市単独でみればリーズナブルな積算コストであったとしてもマクロでみれば日本国中無駄な重複したコストを払っているのである。

政府、地方自治体のIT調達は無駄だらけである。

王様の耳はロバの耳である。

王様は裸だ。

国民は賢くならないといけない。