未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

日本にIT産業は必要か?

なんてことを大げさではあるが考えた。
日本にIT産業は必要か?CPUもOSもRDBMSもアプリケーションもみんな米国製だ。あえて名前をあげれば、日本にインテルがあるのか?マイクロソフトがあるのか?オラクルがあるのか?日本にIT産業なんかはあるのか?ないとしたら日本にIT産業は本当に必要なのか?日本にDELLのような会社はない。PCを売っている会社はいっぱいあるがDELLのような会社はない。CPUを作っている会社はあるがインテルのような会社はない。日本にマイクロソフトのような会社はない。だけどそれでいいのか?OSがコモディティ化して誰でもOSを商品化できるようになった。日本という地域にOSベンダを持つ必要があるのか?それともないのか?オープンソースパラダイムになってゲームのルールが変わったのか?変わらないのか?
日本にIT産業は必要なのか?
OSというITの心臓部を世界の中のアジア、アジアの中の日本という地域で開発し販売しサポートする会社が必要なのか?
日本のハードウェアベンダーは垂直統合型のビジネスをしているが80年代IT産業はインテルマイクロソフトやSUNやオラクルやSAPやそれぞれの分野のオンリーワンの企業によってドライブされる水平統合型のビジネスへ変化した。垂直統合型企業で唯一生き残ったIBMは90年代そのビジネスを劇的に変化させた。
日本にIT産業は必要なのか?
それとも農業のように補助金によって保護されるべき産業なのか?
好むと好まざるとに関らず世界は変化した。日本だけ鎖国することはできない。OSベンダーはグローバルな競争力を求められる。日本と言う地域にOSベンダを持つ戦略的な意義、メリット、そしてそれを利用することによる競争力の確保。
IT産業が必要であるという立場に立てば、OSベンダももちろん必要である。米国のOSベンダにだけ頼っていて大丈夫なの?日本のベンダの皆様。というようなことを問う今日この頃である。