未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

日記とBLOGのはざま

ウェブ進化論のおかげで昔の日記にトラックバックがついたりして、ありがたいことである。わたしは古いタイプの人間だからWeb2.0というよりWeb1.0的なスタイルで日記(自分じゃあこの日記はBLOGだとはあんまり思っていない)をしたためているのだけど、その差、日記とBLOGの差って何と自問してみた。
技術的な違いその他は全部すっ飛ばして言うと、わたしのスタイルは、世の中にあるあまたのBLOGやネットの興味深い記事にせっせとリンクを張って、ちょっとしたコメントをつけるというのではなく、ひたすら一次情報と言うか自分の経験したこととか見聞きしたこととかやったこととか手を動かしたこととかを発信していくというスタイルである。当事者の言葉を情報発信みたいな感じである。なもんだから日記の中から外へのリンクの数は少ない。
この一次情報発信というのに微妙にこだわったのがわたしの日記のスタイルである。わたしにはわたしにしか語れないものがある。(というような空気だ)
だからどーなのか?
世のBLOGは、といっても厳密にサーベイしたわけではないので、あくまで印象だけど、興味を引いたページのURLと気に入った部分の引用に適当にコメントをつけたりして、はい終わりというスタイルが多いような気がする。
正直その手のBLOGはつまらないと思っていた。あなたにしか語れない話を聞かせてくれよと思っていた。ネットの切り抜きだけじゃつまらないじゃないか、と思っていた。
URLの言及やブックマークのコメントが積み重なってくると、一つ一つの引用そのものの力は弱いが、その積分としての引用数、ブックマーク数、そしてそのコメントが大きな力になってくると言うのを感じてきた。
わたしの趣味趣向は幾分天邪鬼かと思うのだけどそれでも、多くの人が興味がある話題は面白い場合が多い。
話題に乗り遅れまいなんてことは露ほど思わないが、自分は自分なのであるが、それでもこのソーシャルブックマークの勢いと言うのは興味深い。
正直に言うと、自分の日記に多くのブックマークやトラックバック、あるいはコメントがついていると、うれしいのである。
自分のBLOGを持たなかったり、自らリスク(?)を取って発言しなかったり、することにためらいを感じたりするサイレントマジョリティの本音を、微妙に掬い取っているような感覚がある。ロングテールという感じだ。
Web1.0の時はページビューがうれしかったが、Web2.0の時代はブックマークがうれしい。面白いと感じた記事はせっせとブックマークをしようと思った今日この頃である。