未来のいつか/hyoshiokの日記

hyoshiokの日々思うことをあれやこれや

日中韓、オープンソースソフト普及へ連携・中国で官民会議

http://it.nikkei.co.jp/business/news/index.aspx?i=2006041208769aa

 日本、中国、韓国3カ国のIT(情報技術)担当当局と企業は、基本設計が公開された「リナックス」などオープンソースソフト(OSS)を普及させるための官民会議を中国・天津で開く。優秀な技術者をソフト開発に呼び込む仕組みづくりや、ソフト仕様の統一に向けた議論を深める。米マイクロソフトの基本ソフト(OS)の市場独占に対抗、アジアのソフト技術発展を目指す。

 「北東アジアOSS推進フォーラム」は14日に開催し、日本からは日立製作所、NTTデータ、NEC、富士通、日本IBM、ミラクル・リナックス(東京・港)などが参加。フォーラム開催に合わせて、経済産業省中韓担当当局の局長級会議を開く。

民間レベルでの日中韓共同開発プロジェクトとしてはミラクル・リナックス、中国紅旗リナックス、韓国ハーンソフトで行っているAsianuxプロジェクトがある。今回の「北東アジアOSS推進フォーラム」でもいろいろ話題になったが特定の民間プロジェクトを公式に政府が言及するというのはいかがなものかという議論もあり、議長声明等の正式文書の文言には盛り込まれていない。(一部の会社にとってはAsianuxという言葉を聞くのは血圧の上がるところがあるのかもしれない)政府間レベルでの話ではなく民間レベルで独自に淡々とやっていたら、世の中が追いついてきた(?)という感じがしなくもない。
文化も、言葉も、ソフトウェア開発のスタイル、OSSに対する姿勢もまったく違う会社や人間が一同に集まってプロジェクトを起こすわけだから当初はいろいろコンフリクトが当然ある。苦労や失敗やうまくいかないことや問題ももちろんある。しかし2年半にわたりがっつりやってきて、同じ釜の飯を食い、酒を飲み、夢を語り、ものを作ってきた。がっぷり四つに組み、本音で語り合うことによって信頼感を醸成しチームができあがった。
日本人同士だって共同開発には困難がつき物だ。われわれはそれを文化や言葉を超えて成し遂げつつあるという誇りがある。